2010 Fiscal Year Annual Research Report
急変する世界環境下での高等教育の国際化に関する総合的研究
Project/Area Number |
22330226
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
米澤 彰純 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 准教授 (70251428)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚原 修一 国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 研究部長 (00155334)
大森 不二雄 名古屋大学, 首都大学東京・大学教育センター, 教授 (10363540)
太田 浩 一橋大学, 国際教育センター, 教授 (70345461)
北村 友人 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (30362221)
黄 福涛 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
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Keywords | 高等教育 / 国際化 / 国際協力 / 質保証 / グローバル化 / 留学生 / ジェンダー / 労働市場 |
Research Abstract |
(1)先行研究及び各メンバーが蓄積してきた量的・質的データの整理、(2)分析上必要で可能な量的・質的データのアップデート、(3)関連する国際会議・学会等での問題提起・情報収集、有識者との意見交換、(4)分析枠組みの確定及び次年度に実施する調査の設計・準備を行った。 (1) 先行研究及び各メンバーが蓄積してきた量的・質的データの整理 先行研究の整理および、本研究メンバーが蓄積してきた高等教育の国際化についての量的・質的データの整理を行った。 (2) 分析上必要で可能な量的・質的データのアップデート 以上にあげた多様なデータ蓄積のうち、特に各国および国際機関によるマクロ統計や、次年度に予定する多様なステークホルダーへの本調査を実施する上で有効と考えられる質的データ(訪問調査・インタビュー調査など)を中心に、すでにメンバーが蓄積しているもののアップデートを中心として行った。 (3) 関連する国際会議・学会等での問題提起・情報収集、有識者との意見交換 OECDの高等教育経営プログラム(IMHE)総会等で問題提起・情報収集を行った。また、平成22年12月に海外研究者と意見交換を東京で実施、次年度調査実施への準備を進めた。 (4) 分析枠組みの確定及び次年度に実施する調査の設計・準備 より公的な領域での相互理解・協力を重視し、世界の様々な立場にある国や大学がよりフラットな形で関わり、対話を行う「多極的イニシアティブ」を進めること、並びに各国の高等教育がこのような多極的対話・協力を進める上での基盤となる、幅広い国際リーダー・市民形成を行うような教育・研究のあり方をいかに作り上げるか、という、国際的に説得力のある枠組みを確定した。
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