2011 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル時代の青少年の社会化コンフリクト―日韓・日米比較研究を通して―
Project/Area Number |
22330235
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
中山 慶子 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (20167117)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 聡 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (30240485)
澤田 敬人 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (20254261)
三尾 真琴 帝京科学大学, 生命環境学部, 教授 (90553701)
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Keywords | 社会化 / グローバル教育 / 青少年教育 / 近代化教育 / 社会科コンフリクト / 日韓比較 / トルコの教育 / レバノンの教育 |
Research Abstract |
23年度は、(1)日本と韓国の青少年を対象に韓国首都圏、および静岡でアンケート調査を実施(2)インタビュー調査を、浜松の日系移民、およびカリフォルニアの日系、韓国系の青少年を対象に行う。(3)アンケート調査の結果をインタビュー調査と総合して青少年の社会化コンフリクトを明らかにする。(4)昨年度、韓国、中国との市民の国際感覚に問題が感じられ、調査の可能性が危惧されたため、中東、北アフリカ方面の青少年教育に可能性を求めた結果、本年、レバノン、シリア、トルコ、モロッコにおいて、インタビューおよび、アンケート調査を実施する計画であった。 達成できたのは、(1)日本と韓国の青少年を対象に韓国首都圏、および静岡でアンケート調査を実施であったが、韓国調査は実施し、日本での調査は見送った。 (2)昨年度、韓国、中国との市民の国際感覚に問題が感じられ、調査の可能性が危惧された結果、韓国については、調査が実施できたが、代替案として、中東、北アフリカ方面の青少年教育に可能性を求めた結果、本年、レバノン、シリア、トルコ、モロッコなどに対し,インタビューおよび、アンケート調査を実施した。この結果の分析は24年度に行うが、この成果は大変画期的なものとなるだろう。 国際関係上の予期せぬ事態、また、東北の震災の影響で、多くの海外の研究者の来日の取りやめなどが続き定期的研究会の開催と日米韓フォーラムの開催、日米韓フォーラムを通して、相互の分析結果の理解を深めるということが出来なかったが、24年度に何らかの形で行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
中国調査の見送り、国内調査の見送りを余儀なくされたが、代替案として計画した中東、北アフリカ方面の青少年教育についての調査が、大変うまく進んでおり、レバノン、シリア、トルコ、モロッコなどについて、特筆すべき結果が得られてきている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、韓国調査、中東、北アフリカ調査を中心におき、比較考察と分析を行う。次年次以降、さらにこの方向での研究の継続を考えている。
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