2012 Fiscal Year Annual Research Report
衛星画像および地理情報を用いた世界鋼材ストック量・需要量の解析
Project/Area Number |
22360384
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松野 泰也 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50358032)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 郷史 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30467766)
谷川 寛樹 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (90304188)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | マテリアルフロー分析 / 夜間光衛星画像 / 鋼材 / 建築 / 土木 / 素材蓄積 |
Research Abstract |
本年度は、最終年度であるため、昨年度までの成果を活用し、まとめる研究を行った。具体的な内容を以下に記す。 1)世界大の建築および土木での鋼材ストック量の推計: 世界大の建築および土木での鋼材ストック量の推計を行った。1980-2010年の間、世界主要国鉄鋼ハンドブック等の統計データにより、用途別鋼材消費量のデータを得ることができる約40カ国に関しては、トップダウン手法により鋼材蓄積量を推計した。そして、統計データの得られない地域に関しては、NOAAデータおよび地理情報システムに基づき、世界各国各域での夜間光強度と土地被服状況などから鋼材ストック量を推計した。推計した結果の妥当性は、汎用GIS(Google Earth)から建物容量を推計しその結果と比較することで検討を行った。 2)鋼材消費量の将来予測: 将来の世界各国の人口とGDPの増大を鑑みた都市化度の進展に伴う、建築および土木での鋼材ストック量の推移に関して推計を行った。鋼材需要量は、各年の鋼材ストック量変化分(Δストック = 需要量―廃棄量)から推計した。 3)建築および土木での鋼材のリサイクルポテンシャルの検討: 建築・土木構造物の地下における鋼材蓄積量とそのリサイクル性について、上記1)、2)と連携しつつ、各国の現状を踏まえ、建築および土木での鋼材のリサイクルポテンシャルを世界大で検討した。 4)建築土木分野における鋼材需要の地域性分析: 世界各域における各地震の発生による被害状況、それに対する建築法制度の整備状況を鑑み、経済発展に伴う将来の鋼材需要予測を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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