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2010 Fiscal Year Annual Research Report

芳香性花卉の非メバロン酸経路を介する香り発散特性の分子機構

Research Project

Project/Area Number 22380024
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

土井 元章  京都大学, 農学研究科, 教授 (40164090)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 孝洋  近畿大学, 農学部, 教授 (40173009)
細川 宗孝  京都大学, 農学研究科, 准教授 (40301246)
水田 洋一  京都大学, 農学研究科, 助教 (90239236)
Keywords園芸学 / 花卉 / 香り / モノテルペノイド / モノテルペノイド合成酵素遺伝子 / バラ / 心理テスト
Research Abstract

実験材料であるバラをロックウール栽培により常時供給できる体制を構築した.また,香気成分をTenax TAに捕集するため,3反復の捕集が同時にできるトラップシステムを組み立て,加熱導入(設備備品で装置購入)によるガスクロマトグラフィーの分析条件を検討した.その上で,開花花蕾を用いて,15品種の香気の組成および発散特性を分析した.香気成分の定性には,GC-MSを用いた.これらの分析結果から,香気の発散は主として花弁で起こること,芳香性品種では,ゲラニオール,シトロネロール,ネロール等のモノテルペノイドの他,セスキテルペノイド,各種酢酸エステル,アルコール類が検出され,特に非芳香性品種と比較するとモノテルペノイドの発散量が多いことを明らかにした.モノテルペノイドの発散特性から判断し,芳香性品種として3品種,非芳香性品種として3品種を選定し,ゲラニルニリン酸から非環式モノテルペノイドの合成に関わるモノテルペノイド合成酵素遺伝子を探索することとした.
まず,公開されているバラのESTデータベースから,既知のモノテルペノイド合成酵素遺伝子と相同性の高い2つの候補配列を得た.また,ディジェネレートプライマーによる探索で,EST候補配列を含む2つの候補遺伝子断片を得ることができ,全長配列の決定へと研究を進めた.
一方,香りの心理的効果の検討については,バラの育種家で生産者でもある今井清氏の協力を得た.香りの疲労回復効果について明らかにするため,負荷のかけ方やばら切り花の提示方法等について手法の検討を行い,POMSによる評価を実施した.
フリージアについては,小球しか確保できなかったため当初予定していた促成栽培を断念し,3~4月に開花させる普通栽培によって交配を行いF1を採種した.同時に供試品種の香気組成を明らかにした.

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] シュッコンカスミソウ切り花の賦香・変香技術の開発2011

    • Author(s)
      土井元章・亀岡真帆・谷一道・羽田野昌二
    • Organizer
      園芸学会平成23年度秋季大会
    • Place of Presentation
      宇都宮大学農学部(震災のため中止)
    • Year and Date
      2011-03-21

URL: 

Published: 2013-06-26  

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