2012 Fiscal Year Annual Research Report
肝微小環境において炎症性発がんを制御するantagomirの標的創薬と前臨床試験
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22390149
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
中本 安成 福井大学, 医学部, 教授 (40293352)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 太郎 金沢大学, 大学病院, 助教 (90377432)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 癌 / 遺伝子 / 核酸 / 動物 / 内科 |
Research Abstract |
独自に開発した慢性肝炎モデル(Nakamoto et al.: Cancer Res. 64:3326,2004)の発がん過程で検出された8個のマイクロRNA分子(miR-21, 24, 31, 101, 126, 146, 148, 194)について、がん化の微小環境における役割を in vitro 及び in vivo の実験系を組み合わせて機能的に解析した。 (1)マイクロRNAの発現解析: Real-time定量的RT-PCR法を用いて、慢性肝炎モデルにおける経時的な発現レベルの変化を定量すると、肝炎発症15ヵ月目から著明な発現の亢進を認めて18ヵ月目に肝がんを発症した。これより、発がん過程においてマイクロRNAの変化ががん化に先導しており、促進的に作用している可能性が示唆された。 (2)形質転換作用の検討: マイクロRNAの機能的解析を行う目的で、インヒビターを用いることによる抑制実験を施行したところ、マイクロRNAの発現は抑制され、コロニー形成能が低下し細胞増殖の抑制効果がみられた。 (3)宿主遺伝子の発現調節作用の検討: (1)(2)で顕著な変動を示した2つのマイクロRNA分子について、インヒビターを用いて培養細胞株での宿主遺伝子の発現レベルを定量した。その結果、2つの宿主遺伝子(GSTA2, APOA4)に対する制御作用が明らかになった。 (4)がん化に関わる分子病態おける評価: 慢性肝炎モデルのがん化過程における網羅的発現遺伝子研究との比較解析を行ったところ、119個の遺伝子(群)からなるがん化特異的な分子病態とマイクロRNAとの新たな関連性が示唆され、さらなる検討の必要性が示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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