2014 Fiscal Year Annual Research Report
悪性神経内分泌腫瘍に対する分子生物学的・組織学的特徴に基づいた集学的内照射療法
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22390230
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
絹谷 清剛 金沢大学, 医学系, 教授 (20281024)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | I-131 MIBG / 内照射療法 / 褐色細胞腫 / 神経芽腫 / 悪性神経内分泌腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
悪性褐色細胞腫(悪性傍神経節腫を含む)に対しては、13症例、14回のMIBG治療を施行した。男性5例、女性8例、治療時の平均年齢は45.8±14.9歳(16-70歳、中央値44.5歳)、投与量は13例が7.4GBq、1例が16.7GBqであった。治療3ヶ月後における効果判定では、CR 0例、PR 6例(1例は2回施行していずれもPR)で奏功割合50.0%、SDが3例(21.4%)、non-CR/non-PD 1例(7.1%)、PD 1例(7.1%)であった(2例は治療後3ヶ月未満のため効果判定未施行)。PD 1例は治療施行5ヶ月後に原疾患にて死亡した。13症例の現在の状態は有病生存(alive with disease: AWD)12例、病死(dead of disease: DOD)1例である。 神経芽腫に対しては、10例のMIBG治療を施行した。男児7例、女児3例、治療時の平均年齢は8.2±5.8歳(1-20歳、中央値6.5歳)、投与量は12.7±3.9GBq(5.9-16.7GBq、中央値12.0GBq)、体重換算で586.2±155.3MBq/kg(236.8-710.4MBq/kg、中央値656.8MBq/kg)であった。治療に伴うADRは以下のとおりであった。なお、血液毒性についてはgrade 4が7例見られたが、いずれもMIBG治療後の救済的造血幹細胞移植が前提の「予期された」ADRであった。治療3ヶ月後における効果判定では、CR 4例、PR 2例で奏功割合60%、SD 1例、PD 2例であった(1例は治療後3ヶ月未満のため効果判定未施行)。CR 1例は治療施行9ヶ月にて再発、SD 1例は治療施行4ヶ月後に原疾患にて死亡した。10症例の現在の状態は有病生存(AWD)6例、無病生存(no evidence of disease: NED)3例、病死(DOD)1例である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Effects and safety of (131)I-metaiodobenzylguanidine (MIBG) radiotherapy in malignant neuroendocrine tumors: Results from a multicenter observational registry.2014
Author(s)
Yoshinaga K, Oriuchi N, Wakabayashi H, Tomiyama Y, Jinguji M, Higuchi T, Kayano D, Fukuoka M, Inaki A, Toratani A, Okamoto S, Shiga T, Ito YM, Nakajo M, Nakajo M, Kinuya S.
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Journal Title
Endocrine Journal
Volume: 61
Pages: 1171,1180
DOI
Peer Reviewed
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