2012 Fiscal Year Annual Research Report
D.I.Y. Medicine: 患者体内で作る自家移植用心臓代用弁の開発
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22390269
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
神田 圭一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60295649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高見沢 計一 独立行政法人国立循環器病研究センター, その他部局等, 研究員 (10163312)
大場 謙吉 関西大学, 付置研究所, 研究員 (30029186)
田地川 勉 関西大学, 工学部, 講師 (80351500)
上地 正実 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (90296426)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 自家組織 / 心臓生体弁 / 再生医療 / 組織工学 / in vivo / D.I.Y. / 生体内組織形成技術 / 同種・異種移植 |
Research Abstract |
体内に埋入した人工物周囲に、生体防衛機構の働きによって繊維芽細胞とそれが産出するコラーゲン線維によって構成されるカプセル状組織体を心臓代用弁に応用するための技術開発を行っている。組織形成に体外の特殊施設を必要としないため、幅広い施設で応用可能であり、安全性も高いと考えられる。自家組織からなるため、個体差にかかわらず安定して形成される技術が開発できれば臨床応用へのハードルは低いと考えられ、これまで人工弁の適応の難しかった小児や感染症患者への応用も可能であると考えられる。 24年度は A. 23年度に引き続き手術的に植え込むBiovalve付きConduit部分を自家組織のみで形成し、かつバルサルバ洞形態を再現する技術開発を行った。 B. 23年度に引き続き、Aの鋳型を実際にビーグル犬や山羊の皮下に植え込み、組織形成性を評価した。 C. 体外での機能評価実験を行いつつ改良を進め、形成された弁機能は向上した。 D. 最適化されたバイオバルブを用いて実際に人工心肺を用いてビーグル犬の肺動脈弁位に移植を開始した。 E. 更に体循環への応用を想定して、山羊を用いた移植実験モデル開発を行ったが、解剖学的に大動脈弁位に移植するのは煩雑かつコストがかかりすぎるので、下記の血管内治療用ステントバルブを開発する事にした。 F. それに伴い鋳型設計を迅速に導入する鋳型作製技術として3Dプリンターを導入した。 G. QC(Quality Control)として摘出前の形成過程の評価方法を開発中である。 H. 新たな応用の可能性として、Biovalveを金属ステントに組み込む技術を検討し始めた。 I. 実際にビーグル犬や山羊を用いて、開胸下に動物心臓内にBiovalveを金属ステントに組み込んだ物を移植する手技を開発し、試験的に自家移植した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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