2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22390409
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
折山 早苗 岡山大学, 保健学研究科, 准教授 (20457203)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 仮眠 / 看護師 / 16時間夜勤 / 眠気 / 疲労 |
Research Abstract |
二交代制勤務(16時間夜勤)に従事する看護師を対象として、夜勤時の眠気、疲労の状況と仮眠のとり方(仮眠開始時刻、仮眠持続時間)との関連を明らかにすることを目的とし、データ収集を行った。 対象者は、岡山県内の総合病院2施設に働く20歳代の看護師とした。対象者には、仮眠開始時刻を夜勤前・中・後に分け、心電図、アクチウオッチを装着し、自覚的な眠気と疲労感についてはVisual Analog Scaleを用いて測定した。 結果、H24年9月よりH25年3月にかけて、18人の看護師のデータを収集した。実際の臨床場面であった為、仮眠開始時刻および仮眠持続時間については条件を統一できなかったものの、異なる仮眠のとり方による実際の看護師の眠気や疲労度を測定することができた。対象者全員、仮眠取得パターンを複数回取得し、夜勤時のデータを得た。更に夜間勤務状況によっては、仮眠のとれない場合もあり、16時間覚醒し勤務するデータも収集した。夜勤時の他に夜勤前後の睡眠状況も確認できたので、今後、夜勤時の看護師の眠気や疲労度および疲労回復プロセスも明らかになり、臨床に応用可能な休息方法が明らかになると思われる。H25年度は、データを、詳細に分析し、16時間夜勤時の看護師の眠気や疲労軽減効果のある休息方法を明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は、二交代制勤務の看護師を対象として、夜勤時の眠気軽減、疲労回復、パフォーマンス水準維持に有効な仮眠のとり方を明らかにすることである。現在、二交代制勤務を採用している総合病院の看護部長の了承を得て、看護師の夜勤時の眠気や疲労度について調査を行っている。二交代制勤務の夜勤時の眠気軽減、疲労回復、パフォーマンス水準維持に有効な仮眠のとり方を明らかにすることを目標とするが、その第1段階として、以下を行った。 (1)西日本の二交代制勤務を採用している7病院を対象として、看護師の勤務中の休憩の取得状況や勤務時の仮眠取得状況、眠気および疲労の有無について質問紙調査を実施した。二交代制勤務に従事している看護師821人の仮眠と疲労および眠気の状況を明らかにした。 (2)二交代制勤務の16時間夜勤モデルを作成し、実験室にて20歳代の成人女性14人を被験者とし、120分間の仮眠の開始時刻による眠気や疲労感およびパフォーマンス水準についてデータ収集を行った。 (3)16時間夜勤を行っている岡山県内の総合病院2施設を対象とし、20歳代の看護師18人の夜勤前・中・後の睡眠(仮眠)状況と眠気、疲労度についてデータ収集を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
H25年度は、昨年度に収集したデータを分析し、夜勤時の眠気軽減、疲労回復、パフォーマンス水準維持に有効な仮眠のとり方を明らかにする予定である。対象者の年齢は統一可能であったが、実際の臨床場面でのデータ収集であったため、仮眠開始時刻、仮眠時間は統一が困難であった。その為、分析の途中で、更にデータ収集を必要とする可能性もある。その場合には、協力病院の了承を得ているので、更にデータ収集を行う予定である。
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Research Products
(2 results)