2010 Fiscal Year Annual Research Report
大学院教育における遺伝看護教育の検討;電子媒体導入による連携教育をめざして
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22390411
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
安藤 広子 公立大学法人 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (20267503)
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Keywords | 遺伝看護学教育 / 教育プログラム / e-ラーニング / 大学院教育 |
Research Abstract |
本研究における大学間連携教育に向けての3大学の遺伝看護に関与している教員が集まって協議を行なった。そこでは、遺伝看護学の教育科目の内容に関する情報交換、遠隔講義の実施の可否、e-ラーニングの教育方法についての意見交換を行なった。 また、本研究の概要を国内外の研究協力者に説明を行い、それぞれの役割および実施の時期について依頼した。さらに、教育内容(教材項目も含む)については、看護の専門家(がん看護、小児看護、糖尿病看護、周産期看護)と遺伝に特化した内容についての情報収集を行い、遺伝看護に共通する教育内容について検討を行ない、e-ラーニング教材の作成に反映をさせることとした。 教材開発として、遺伝相談等の対話やグループ・ディスカッション等の意見交換の実際をe-ラーニングや遠隔講義に効果的ものとするために、研究協力者である本学ソフトウエア情報学部で研究開発をしている機器の応用について検討を行なった。 海外研究協力者による講義の送信については、わが国の状況も理解した上で内容を考えたいとの要望があり、米国の研究協力者は平成24年度に来日することとなった。英国の研究協力者は、他からの招聘で平成23年9月に来日の予定であり、その時に講義の送信を試みるために、平成23年3月に打合せのため渡英することとなった。しかし、その直前に東日本大震災が起きて渡英が延期となり、海外研究者来日が放射線被害を考慮して中止とった。これらのことから、平成23年9月に英国を訪問して、英国の遺伝医療システムおよび遺伝看護学教育・研究に関する情報を得、本研究の協力依頼内容の確認を行なった。
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