2012 Fiscal Year Annual Research Report
国民と看護のインターフェイスとしての看護指標開発とベンチマークシステムの構築
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22390417
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
勝原 裕美子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 臨床教授 (60264842)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 看護の質 / データベース / ベンチマーク / 質指標 |
Research Abstract |
平成22年度、23年度にかけて開発した臨床看護師に説得力があり簡便に使える26の看護指標に基づくデータ収集を開始した。 まず、「看護質指標を用いたデータベースによるベンチマークシステムの試行調査」(URL:kangonoshitsu.jp)を立ち上げた。次に参加病院を募り、HP上で参加登録をしてもらった。このデータベースは、3ヶ月に一度(2月、5月、8月、11月)を入力月とし、それぞれの看護指標によって定められているデータ算出方法にもとづき、入力をしてもらった。看護指標は選択可とした。今年度に行なったのは、平成24年11月分と平成25年2月分である。それぞれの参加表明施設は78施設、82施設であったが、実際に参加した施設数は51施設、34施設であった。平成25年2月の収集時期には、一病院が選択した最大看護指標数は26で、最少は3指標、平均は9.1指標であった。また、最も多くの病院が選択した看護指標は「NSTカンファレンス延開催件数」(22病院)であり、最も少なかったのは「疼痛コントロール」の3病院であった。 このデータベースは、3ヶ月に一度、看護の質を確認し、質の向上を各医療機関が取り組んでいくための仕組みである。他医療機関とのベンチマークができるようになり、看護の質向上への取り組みが具体的になることが期待される。質指標を管理する側としては、質指標の洗練を継続的に行ない、臨床看護師にとって簡便で妥当だと感じられるデータベースへと進化させていく必要がある。また、計2回の調査においては、システム上の不備があってデータ入力ができない時期があったり、データ入力ができたかできないかが確認できないことがあったりした。今後はこれらの事態が起きないように安定的なHPを運用していかなければならない。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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