2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22390419
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Research Institution | The Japanese Red Cross Kyushu International College of Nursing |
Principal Investigator |
本田 多美枝 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (40352348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 悦子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (10208580)
佐々木 幾美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (90257270)
唐澤 由美子 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (40277893)
石塚 敏子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 助教 (80339944)
小手川 良江 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 助手 (90341544)
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Keywords | 反省的実践 / リフレクション / モデル化 |
Research Abstract |
本研究では、〈看護における反省的実践モデルの構築〉を目指し、本年度は以下2点について取り組みを行った。 1.専門職実践および看護者の反省的実践について言及している国内外の文献レビュー 看護領域におけるリフレクション研究者の知識提供を受け、研究者間で概念の検討と共通理解を図る場を設定した。また、国内外の文献を収集し、文献の概要、反省的実践の定義とタイプ、リフレクションが起こる文脈と進展に影響する要因などについて研究者間で検討を行った。さらにリフレクションを教育実践に活用しているワークショップに参加し、実践的視点での情報収集を行った。今後これらの知見を整理した上で、モデル構築を行う際の資料として活用する予定である。 2.ベテランナースの反省的実践の記述 日本赤十字九州国際看護大学研究倫理審査委員会での倫理審査を経た上で、5年目以上のベテランナースを対象にしたプレインタビューを実施した(1名に対して1-2回/月、3ヶ月間継続的に実施した)。逐語録をもとに、実践状況下でのベテランナースの行為が、思考や感情と共にリアルに表現されているかを研究者間で検討し、インタビューガイドおよびインタビュー方法の精選を行った。その後、4名の対象者に対し、約3ヶ月間の継続的なインタビューを実施し(のべ17回)、ベテランナースが気がかりな状況にどのように取り組んでいるのか、反省的実践の特徴について分析を重ねている。次年度は対象者数を10-15名程度に増やし、インタビューを積み重ねると共に、中間報告として、得られた知見を学会発表する予定である。
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