2012 Fiscal Year Annual Research Report
開発途上国におけるガバナンス研究の焦点:民主化、開発国家建設、地方自治
Project/Area Number |
22402016
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
木村 宏恒 名古屋大学, 国際開発研究科, 名誉教授 (20112386)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金丸 裕志 和洋女子大学, 人間社会学系, 准教授 (10346752)
近藤 久洋 東京国際大学, 国際関係学部, 准教授 (20385959)
小山田 英治 同志社大学, グローバルスタディーズ研究科, 教授 (30580740)
大坪 滋 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (40247622)
佐藤 秀雄 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (70320398)
杉浦 功一 和洋女子大学, 人間社会学系, 准教授 (70453470)
西川 由紀子 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (70584936)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ガバナンス / 開発国家 / 民主化 / 国際開発 / 平和構築 / 地方自治 / 官僚制 / 能力構築 |
Research Abstract |
本研究は、8人の途上国開発・政治研究者(全員博士号をもつ)を集めて、「開発途上国におけるガバナンス研究の焦点:民主化、開発国家建設、地方自治」と題した研究プロジェクトとして立ち上げた。 当初の計画通り、1年目は、これまでの開発途上国における世界のガバナンス(政府の役割、良き統治)研究を整理し、その体系化を試み、『開発政治学入門:途上国開発戦略におけるガバナンス』と題して、勁草書房から出版した(執筆者9人、総論と14章構成。390ページ)。本書は途上国の開発における政治学分野からの最初の体系化の試みであった。2年目は、研究代表者である木村の国際ネットワークを動員し、15名(7カ国。日本人は2名)で、途上国の開発における政治の役割について、各国の実態はどうなのかを焦点に、Limits of Good Governance in Developing Countriesを、木村が名古屋大学との学術交流提携校責任者であるインドネシアのガジャマダ大学の出版会から出版した(570ページ。木村の総論+15章構成)。 平成24年度は、『開発政治学の展開』を執筆した。本書は、国際援助機関や援助国が、ガバナンスに関して過去20年どのような政策を展開し、どのような困難に直面してきたか、その原因は何かを中心に、『開発政治学入門』と同じ「開発と国家」「開発と民主主義」「開発援助とガバナンス支援」の三部構成で分析したものである(原稿を出版社に提出済み。執筆7人。総論と10章構成。368 ページ)。個々のメンバーでは、西川由紀子が『小型武器に挑む国際協力』を出版する(創成社、2013年3月刊)など、いくつかの関連論文が出版された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)