2012 Fiscal Year Annual Research Report
高次捕食者をモデルとした北方海洋生態系多次元モニタリングネットワークの構築
Project/Area Number |
22405007
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
宮下 和士 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70301877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米崎 史郎 独立行政法人水産総合研究センター, 国際水産資源研究所, 研究員 (30463102)
綿貫 豊 北海道大学, 水産科学研究科(研究院), 准教授 (40192819)
三谷 曜子 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 助教 (40538279)
服部 薫 独立行政法人水産総合研究センター, 北海道区水産研究所, 研究員 (50443388)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高次捕食者 / 北方海洋生態系 / バイオロギング / モニタリング |
Research Abstract |
本研究は広域に回遊する高次捕食者の環境応答に着目して多次元のモニタリングネットワークを構築し,生態系の変動を計測するものである.北方海洋生態系は,我々に豊かな恵みを与えて来たが,温暖化による海氷減少などの環境変動によって影響を受けており,その影響は低次生産者から高次捕食者へと及んでいる.このような状況において,持続可能な利用の方向性を定めるためには,北方海洋生態系の持つ生産力や,生物の環境応答システムを明らかにすることが必要である.そこで,本年度も引き続きトドやゴマフアザラシ,ハシボソミズナギドリなどの高次捕食者に動物装着型記録計を装着し,回遊を追跡して生態系モニタリングを行った.この結果をGISで解析することにより,水温やクロロフィル濃度などの海洋物理環境と高次捕食者との相互作用を明らかにした.さらに,高次捕食者の長期的な摂餌履歴を得るために,キタオットセイの安定同位体分析を進めてきたが,分析に必要なヘリウムガスが世界的に不足しており,分析を予定通りの行うことができなかった.分析は年度末までに終了したため,今後結果を精査する.本研究では,当初の計画通り,ロシアやアメリカ,オーストラリア,イギリスなど,各国の研究者と協力して共同研究を行うことができ,ネットワークを構築できた.得られた結果については,国内や海外での学会で発表したほか新聞・テレビに報道された.現在は投稿論文を準備中である.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)