2012 Fiscal Year Annual Research Report
関数データとしての蛋白発現データ解析と癌個別化診断の試み
Project/Area Number |
22500271
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
宮田 敏 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60360343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯村 実 島根大学, 医学部, 講師 (40272497)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 統計数学 / 非線形回帰 / 関数データ解析 |
Research Abstract |
顕微質量分析から得られるデータは、相関構造を持った飛行時間型質量分析計データの集合であり、蛋白発現プロファイルからの関数データの抽出には局所的に滑らかさの異なる関数の平滑化が必要である。このため、不連続点あるいは微分不能な点を含む目的関数を、ノイズを含んだデータから推定するのに適した適応型可変節点スプライン関数の理論的研究およびプログラム開発を行った。また、蛋白発現データを微分不能な点を持つ確率分布から得られたものと解釈し、きわめて特異な確率密度関数の推定問題として研究した。応用問題として、微分不能な点を持つ二次元確率分布の推定問題も検討し、空間疫学への応用も検討した。研究成果の一部は、“Data Adaptive Histograms for Nonparametric Density Estimation”として論文化し、現在修整中である。 これら不均一な滑らかさを持つ関数データの抽出、確率密度関数の推定、判別問題の解決は、多重節点を持つスプライン関数を用いてモデル化された。スプライン関数のtuning parameterである節点の最適化は、適応型モデル撰択基準(adaptive model selection criterion)を最適化することで行われた。この最適化問題は複雑な非線形問題となるが、遺伝的アルゴリズムを適用することで、大域的な最適解を探索することで解決した。さらにプログラムの改良により、計算速度の向上を図った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Effect of the Great East Japan Earthquake on cardiovascular diseases--report from the 10 hospitals in the disaster area.2012
Author(s)
Aoki T, Takahashi J, Fukumoto Y, Yasuda S, Ito K, Miyata S, Shinozaki T, Inoue K, Yagi T, Komaru T, Katahira Y, Obata A, Hiramoto T, Sukegawa H, Ogata K, Shimokawa H.
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Journal Title
Circ J.
Volume: 77(2):
Pages: 490-493
Peer Reviewed