2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500591
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
高峰 修 明治大学, 政治経済学部, 准教授 (10409493)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊安 貴美江 大阪府立大学, 総合教育研究機構, 准教授 (90161710)
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Keywords | スポーツ / 倫理 / 教育・環境整備プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は、主に海外の先行事例を参考にしながら、日本のスポーツ環境における倫理環境をより良好な状態にするための情報を収集し整理して、さらにはそれらの情報に基づき教育・環境整備プログラムを製作することにある。平成23年度の課題は「平成22年度に収集した情報の整理とそれに基づく教育・環境整備プログラムの製作、さらにはそれらプログラムのインターネット上での公開あるいはメディア媒体での配布」であった。 平成22年度に韓国、オーストラリア、カナダで収集した情報を整理し、それに基づいて、セクシュアル・ハラスメントに関する指導者向けの教育用映像プログラムを製作した。指導者向けプログラムとした理由は、この問題の解決を視野に入れると指導者に対する情報提供が最も有効であると思われるため、また完成したプログラムを対象者の手元に届けやすいためである。これまで日本では、スポーツの指導者を対象とした倫理に関する教育プログラム、特に映像プログラムは作られておらず、今回製作した映像プログラムを指導者講習会などで用いることによって、この問題に対する指導者の意識と注意を喚起することができると思われる。 映像プログラムの内容は概論と事例からなり、時間は20分弱である。この映像プログラムはホームページ上で公開するほか、DVDに記録して各競技団体や都道府県体育協会に酉己布する予定であったが、予算とスケジュールの都合上、こうした公開と配布は平成24年度の作業となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記の研究実績において説明した指導者教育用の映像プログラム製作に予想以上の時間と労力がかかったために、組織向けの倫理規定・ガイドラインのテンプレート作りが遅れている。このテンプレートは映像プログラムとともに各スポーツ統括組織に配布する必要があるので、早々に完成させる予定である。また専用ドメインを使ったホームページを公開する関係上、平成24年度の予算執行とともにホームページを公開する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
上述の研究作業の遅れは平成24年度明け早々に回復することができる予定であり、全体としての研究計画に大きな変更はない。
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