2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500606
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
西平 賀昭 筑波大学, 体育系, 教授 (20156095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今中 國泰 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (90100891)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 中強度運動 / 高強度運動 / P300電位 / 認知処理速度 / 運動神経殿伝導速度 / 脳機能を鍛える / 運動神経を鍛える |
Research Abstract |
運動は脳機能、脊髄運動神経機能を最善にする最強の手段であるという大きな考えが現在の世界の運動科学、神経科学の底流にある。しかしながら、現在どのような運動が脳機能、運動神経系を強化するために必要かその答えは未だ見出されてない。そこで今までの研究で得られた最適な運動条件を選択し3ヶ月間にわたる運動介入期間前後で機能的、構造的変化が生じる脳部位について検討することである 方法:参加者&運動内容:運動習慣がなく精神疾患や神経疾患等の既往歴のない健康な大学生・大学院生10名。参加者は3ヶ月間の介入期間中の運動内容により3群に分けられる ■コントロール群(20名)30分間の下肢を中心としたストレッチ運動 ■有酸素運動群(20名)15分間の80%VO2maxの自転車ペダリング運動 ■レジスタンス運動群(20名)15分間の下肢を中心としたレジスタンス運動(負荷80% 1RM) 3×4列に配置された12個の四角形のうちランダムに2個(記憶負荷小条件)あるいは6個(記憶負荷大条件)の四角形の位置を標的刺激として記憶させ標的刺激が光った際には素早いボタン押し動作を、非標的刺激が光った際には無視をする空間記憶・認知課題を実施し課題遂行中の脳波(P300電位)をエレクトロキャップ(64Ch)より記録した結果と考察:有酸素運動群、レジスタンス運動群において認知処理速度に関連するP300電位の潜時が有意に短縮し振幅も増加した。また高度のレジスタンス運動群においては比較的短期間P300電位に変化が生じ認知機能が高まる傾向にある.脊髄運動神経伝導速度も長期間,高強度運動を持続した方が,運動神経伝導速度が速くなり運動神経も肥大傾向にあることが本研究の全体的な結果から推察された.従って脳機能、脊髄運動神経機能を鍛えるための運動は週6日の有酸素運動60分,そのうち4日は中強度運動,2日は高強度運動を短めにすることである
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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