2010 Fiscal Year Annual Research Report
幼児期における適正活動量の評価基準作成及び体力向上プログラムの開発
Project/Area Number |
22500628
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
三村 寛一 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90116179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安部 惠子 プール学院大学, 国際文化学部, 准教授 (50434874)
鉄口 宗弘 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70397793)
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Keywords | 幼児 / 適正活動量 / 評価基準 / ライフコーダ / 歩数 / 運動強度 / 運動量 / 総消費量 |
Research Abstract |
3-6歳の幼稚園園児男女633名を対象に、ライフコーダ"が幼児の運動強度評価基準を作成する指標に成り得るか否かについて確認すると伴に、ライフコーダを用いて幼児の1週間の活動量を連続測定し、幼児の適正活動量の評価基準値を作成した結果、(1)幼児用トレッドミルを使用し、多段階漸増運動負荷テストを行い、心拍数、酸素摂取量、LC運動強度を測定し、それぞれの関係式がp<0.O1の範囲で有意な関係が認められ、ライフコーダのLC運動強度が幼児の運動強度の指標に准ることが明らかに成った。(2)ライフコーダを幼児のズボンに1週間連続して装着し、歩数、運動強度、運動量、総消費量を測定した結果、歩数は男児で加齢に伴い増加し、女児で減少の傾向を示した。運動量、総消費量は男児女児伴に加齢に伴い増加する傾向を示した。曜日別に見ると休日(土-日)で活動量が低く、平日(月-金)で活動量が多い傾向が見られた。幼児の適正活動量は、歩数で男児の年少13555歩,年中14086歩,年長14320歩,女児の年少12613歩,年中12452歩,年長12426歩以上が望ましいと考える。運動強度は6以上が10パーセント以上必要であると考えられる。運動量は男児の年少107kcal,年中132kcal,年長149kcal,女児の年少95kcal,年中111kcal,年長121kcal以上が望ましいと考えられる。総消費量は男児の年少1230kcal,年中1330kcal,年長1407kcal,女児の年少1158Kcal,年中1221kcal,年長1274kcal以上が望ましいと考えられる。
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