2010 Fiscal Year Annual Research Report
学習者と教師の必要感に基づいた家庭科住生活の教材開発・授業実践研究
Project/Area Number |
22500698
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
小川 裕子 静岡大学, 教育学部, 教授 (20136154)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 勝 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (70202174)
石井 仁 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70321479)
杉浦 淳吉 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70311719)
小川 正光 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (80126929)
中島 喜代子 三重大学, 教育学部, 教授 (70024487)
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Keywords | 住生活学習 / 授業実践 / 教師の意識 / 学校現場の条件 / 教師の条件 |
Research Abstract |
本研究では、既存の住生活に関する教材開発、授業実践の成果がその他の地域の学校に広がっていかない現状から、住生活学習を推進するための学校現場の条件、担当教師の条件や彼らが抱いている問題意識、そして、学習者である子どもたちの関心・意欲の所在を把握するところから着手する必要があると考えた。すなわち、家庭科住生活学習に関わる、学習者や教師の必要感に基づいた教材開発、授業実践研究をすすめ、得られた成果が広く学校現場で活用されるものとなることを目指している。本年度はその初年度に当たり、教員を対象とした調査を実施、分析することを中心とした。調査は東海地方4県にある国公私立の全中学校、高等学校の家庭科担当教師各1名(教諭、講師を問わず)を調査対象として、住生活に関するする授業の実践状況や教師の意識、学習教材の充実度や授業方法について、郵送によるアンケート調査を実施した。実施時期は2010年8~9月である。調査票の配布数は中学校1,074、高等学校512、回収数は中学校501、高等学校197、回収率は中学校46.6%、高等学校38.5%である。住生活学習の実践状況や教師の意識について、各学校や担当教師の置かれている条件との関係を分析することによって、住生活学習を推進していくための基盤整備の課題が幾つか明らかになった。子どもの住生活に関する学習要求調査については、予備調査的に附属中学校で実施したので、それを元に平成23年度本格実施する。また、教員調査で把握出来た協力校(中学、高等学校)において、住生活学習のための教材開発、授業実践研究を開始する。
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Research Products
(4 results)