2012 Fiscal Year Annual Research Report
学習者と教師の必要感に基づいた家庭科住生活の教材開発・授業実践研究
Project/Area Number |
22500698
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
小川 裕子 静岡大学, 教育学部, 教授 (20136154)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 喜代子 三重大学, 教育学部, 教授 (70024487)
田中 勝 山梨大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70202174)
杉浦 淳吉 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70311719)
石井 仁 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70321479)
小川 正光 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (80126929)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 学習者 / 教師 / 必要感 / 家庭科 / 住生活 / 教材開発 / 授業実践 |
Research Abstract |
2012年度の計画は、1.東海4県で、教材開発・授業実践研究を実施すること、2.2010年度に実施した教員対象調査、2011年度に実施した中学生を対象とした調査を、学会誌などに論文として発表すること、の2点である。これらの成果の概要を述べる。 まず、1.教材開発・授業実践研究である。静岡県では、(1)研究分担者田中勝が開発した民家ペーパークラフトを活用して「自然を生かした民家の工夫を読み取る」授業実践(教員免許更新講習)、また、(2)自然を生かして住まうことを学ぶ実験「暑さ探し、涼しさ探し」等(2012年度「生活科学実験」)を実施した。愛知県では、模擬授業「シェアライフ」(2012年度「家庭科研究B1」)等を実践した。三重県では、(1)近隣の小学生70名を集めた「こどものまち」の実践と、(2)大学院「住居学特論」で、町屋の模型を作り、簡単にできる模型キットを考案し、町屋を組み立てて考えるという授業案を作成した。 次に、2.論文発表である。教員調査の結果については、まず、研究代表者が中心となって授業実践の実態についてまとめ、日本家庭科教育学会誌に投稿し、現在審査中である。また、教員の意識を中心として、現在、研究分担者の中島喜代子が執筆中である。今後、住生活学習教材・教具の充実程度と授業実践の関係についても論文としてまとめる計画である。中学生を対象とした調査結果については、2013年度日本家庭科教育学会大会で口頭発表を行う。その後、学習者の意識として単独でまとめると共に、さらに教師と学習者の意識の差違に注目しつつ、論文にまとめる計画である。 2012年度は、新たに教材開発・授業実践研究を開始すると共に過去2年間に得た調査データの整理を行ったが、まだ十分ではない。幸い2013年度から3年間、発展させたテーマで科研費採択を得たので、教材開発・授業実践を中心に充実させる予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)