2010 Fiscal Year Annual Research Report
労働者の蓄積疲労と栄養摂取を介した健康に関する研究
Project/Area Number |
22500776
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
高宮 朋子 東京医科大学, 医学部, 講師 (40366133)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 由美子 東京医科大学, 医学部, 講師 (00074724)
小田切 優子 東京医科大学, 医学部, 講師 (90276907)
井上 茂 東京医科大学, 医学部, 講師 (00349466)
下光 輝一 東京医科大学, 医学部, 教授 (90206243)
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Keywords | 疲労 / 栄養 / 生活習慣 / 自律神経 / 加速度脈波 / 健康 / 労働者 / 健診 |
Research Abstract |
本研究の目的は、労働者を対象に、栄養摂取状況、食習慣、運動習慣、睡眠状況等の生活習慣、労働状況及び健康状態が労働者の慢性的な蓄積疲労にどのように関係するか、さらには蓄積疲労がメタボリックシンドローム等の健康状態にどのように影響を与えるかを明らかにすることである。 本年度(平成22年4月~平成23年3月)は初年度であり、ベースライン調査を実施した。某地方自治体の協力を得て、1つの某自治体職員3,286名を対象に文書にて研究協力を依頼し、研究協力の同意が得られた2,774名の者を対象とした質問紙調査を行った。調査の内容は、(1)生活習慣・勤務状況・心理等質問票(2)栄養摂取状況の評価(BDHQ(簡易型自記式食事歴法質問票:brief-type self-administered diet history questionnaire))(3)疲労の評価(疲労問診票)(4)健康状態の評価(問診による評価)とした。また、定期健診において得られた体格、血圧、血液検査結果等既存のデータの提供を受けた。さらに、調査対象者のうち、希望者(722名)に対しては、健康診断実施日程に合わせて測定場所を設け、加速度脈波計を用いた自律神経機能評価を実施した。測定は、ユメディカ社製加速度脈波測定システム「アルテット」Cを用いて、安静座位、閉眼状態で、非利き手の第II指指尖部で2分間の測定を実施した。 以上の問診票にて得られたデータ、健診データ、加速度脈波データのすべてを統合したデータベースの構築及びデータクリーニングを行い、集計・解析を進めているところである。
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