2011 Fiscal Year Annual Research Report
労働者の蓄積疲労と栄養摂取を介した健康に関する研究
Project/Area Number |
22500776
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
高宮 朋子 東京医科大学, 医学部, 講師 (40366133)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 由美子 東京医科大学, 医学部, 講師 (00074724)
小田切 優子 東京医科大学, 医学部, 講師 (90276907)
井上 茂 東京医科大学, 医学部, 准教授 (00349466)
下光 輝一 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (90206243)
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Keywords | 疲労 / 栄養 / 生活習慣 / 自律神経 / 加速度脈波 / 健康 / 労働者 / 健診 |
Research Abstract |
本年度は、平成22年度に行ったベースライン調査(生活習慣・勤務状況・心理等質問票、栄養摂取状況の評価(BDHQ(簡易型自記式食事歴法質問票:brief-type self-administered diet history questionnaire))、疲労の評価(問診、加速度脈波測定による自律神経機能評価)、健康状態の評価(問診による評価、定期健診において得られた体格、血圧、血液検査結果等既存のデータ)の統合データベースの確認作業を進めるとともに、基本的なデータ集計を行った。また、平成22年度に調査した一部の栄養データについては、日本人の食事摂取基準のバージョンを2005年度版より2010年度版への再読み込み作業を実施し、終了した。 なお、これまで行った本研究で得られたデータベースの集計を行ったところ、対象は2584名(男性1542名、女性1042名)で、平均年齢は男性44.3±9.9歳、女性43.8±9.4歳、平均BMIは、男性23.9±3.2kg/m2、女性21.8±3.2kg/m2であった。本研究対象者においては、男性よりも女性において主観的康状態が悪く、ストレス・イライラを感じていると回答したもの、抑うつ傾向を示すもの、疲労感が高いものが多く、また、運動習慣がないものが多く、血管年齢と実年齢の差の平均値が高かった(+0.97歳)が、喫煙者、多量飲酒者は少なく、栄養摂取面では、女性の脂肪エネルギー比率において、25%を超えた者の割合が非常に高いことが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データの確認作業に若干時間を要したが、栄養データの読み取り作業は予定通り終了し、基本的な集計にまで至ったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究分担者とともにデータベースの解析、データ公表を積極的に進める。
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Research Products
(1 results)