2012 Fiscal Year Annual Research Report
極東アジアにおける機械設計に関するテキストの状況調査と日本の課題
Project/Area Number |
22500813
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
有光 隆 愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (20151186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 秀次 愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (40036471)
呉 志強 愛媛大学, 理工学研究科, 講師 (10274333)
李 在勲 愛媛大学, 理工学研究科, 講師 (00554411)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 工学教育 / 教科書 / 機械設計 / 機械要素 / 国際比較 |
Research Abstract |
東アジア諸国の機械設計の教科書を比較した.特に,台湾で用いられている英語の教科書と韓国の教科書は日本のものと比べて分量が多い.この量的な差は,英語の場合では「関連する力学の復習」に,韓国語の場合では「より実用的な用途,機械要素の紹介」にあてらられている.上記のほかに,前年度までに得られた編集方針,演習問題,図の描き方,単位と規格,第1章の内容,学習順などについて具体的に比較した. 総括的な議論となる題目中の「日本の課題」については,以下の2つの提案を行った. 1.[教科書を選択するにあたって] 教員が「実用性と学問性のどちらに重点をおいたアプローチ」のどちらかを選ぶとき,学生の能力,教育方針,産業界の要求などの要素を考慮する必要がある.これらの他に関連技術の進歩に応じて,次のような考え方も参考にする必要があることを指摘した.つまり,工学的に確立した領域では,多くの設計技術を教える場合には実用的な手法の教授は習得の近道になり得る.一方,発展途上にある分野については原理に基づいた理論的なアプローチが将来の発展性に対して有益である.それゆえ,教員は理論的か実用的かについてその長所短所を理解して,教科書の内容を時代の変化に応じて見直す必要性がある. 2.[教科書を執筆するにあたって] 中国語,韓国語,日本語には関係詞がないため,英語に比べて文章の構造を理解する上での特有の難しさがある.また,工学書は他のジャンルの書籍より複雑な内容を説明する必要性から長くなる傾向にある.日本語の場合には意味の塊をかぎ括弧「」で示すと視覚的に読み易くなることを示した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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