2012 Fiscal Year Annual Research Report
ハンドヘルドテクノロジー活用による新たな実践的工業技術者育成プログラムの開発
Project/Area Number |
22500830
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Research Institution | Ichinoseki National College of Technology |
Principal Investigator |
梅野 善雄 一関工業高等専門学校, 教授 (30042211)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 技術者教育 / 工学実験 / 化学工学 / 数式処理電卓 |
Research Abstract |
■研究の目的 本校の物質化学工学科では、数式処理機能を持つグラフ電卓を入学時に学生に購入させている。この電卓の機能は極めて高度であり、多様なセンサーを接続して実データを直接収集することもできる。本研究では、この電卓を数学教育の中で使用するばかりではなく、物質化学工学科の専門科目や実験・実習の中でも積極的に活用して総合活用を図り、創造性にあふれた実践的工業技術者を育成するための新たな教育プログラムを構築する。 ■平成24年度の研究概要 (1) 昨年度に引き続き、この電卓とセンサーを利用した学生実験を行った。(2) 計測制御工学や反応工学などの座学の専門科目でも、この電卓の数式処理機能を利用した。(3) 化学系の実験教育における利用法検討会を開催し、化学工学の実験内容を大きく広げられる可能性があることを確認した。具体的には,次のような事項である。①いろいろな反応やプロセス変化の可視化に有効である。②学生の自由な発想による「実験づくり」が可能になる。③この電卓と多様なセンサーを組合わせることにより,いろいろな分析・測定機器の小型化の開発に繋がる可能性がある。④エンジニア・デザイン教育において有効に機能することが期待される。(4) この電卓を利用して関数グラフアート全国コンテストに学生が応募し、優秀賞を受賞した。(5) これまでの研究成果について、4件の口頭発表と1件の論文投稿(掲載決定)を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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