2011 Fiscal Year Annual Research Report
内視鏡外科手術における教育・トレーニングの基盤構築
Project/Area Number |
22500888
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
田上 和夫 九州大学, 大学病院, 特任准教授 (40294920)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 誠 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90198664)
富川 盛雅 九州大学, 大学病院, 准教授 (60325454)
家入 里志 九州大学, 大学病院, 講師 (00363359)
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Keywords | 内視鏡外科手術 / トレーニング / 技術評価 / VRシミュレータ / ボックス訓練 / 教育カリキュラム |
Research Abstract |
九州大学病院内視鏡外科手術トレーニングセンターにて(1)講義、(2)ボックス訓練、(3)VRシミュレータ訓練、(4)ブタによる手術訓練から成る教育カリキュラムを作成した。さらに、訓練効果を客観的に評価できる技術評価タスクを考案した。 2.一般外科医向けの基本手技修得セミナー(スタンダードコース)を上記1.の(1)、(2)、(3)、(4)からなる2日間コースで行った。医学生、研修医の希望者を募り、初心者向け教育セミナー(ベーシックコース)を(1)、(2)、(3)からなる1日コースで行った。 3.技術評価タスク:被訓練者全員に対してトレーニング前、および後に同じ評価タスクを行った。タスクは全て録画保存されるとともに、所要時間やエラーを測定、記録した。さらに左右両鉗子の先にセンサーを取り付け、磁気式三次元位置計測装置(AURORATM)を用いて鉗子の軌跡を記録した。受講者の同意の下、基本手技の上達度を確認すると同時にデータを蓄積し、解析を行った。 5.医学生および内視鏡外科手術の上級者を対象に、シミュレータ(LapSimTM,MISTTM)を用いて決められたタスクを課し、データを蓄積した。今後、個々の訓練者の技術の特徴を把握することにより、技術能力に応じたオーダーメイド的な新しい訓練方法を開発する予定である。 以上の解析結果を基により良い技術訓練タスク、および技術評価法を開発し、技術訓練・教育カリキュラムにフィードバックすることにより、最適の教育プログラムの確率を目指す。 SC (Spain)、Kalolinska University (Sweden)などと、TVカンファ等で情報交換、ディスカッションを行う。国際学会への発表も積極的に行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
毎月のトレーニングセミナーは順調に開催され、受講者数は1300名を突破した。
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Strategy for Future Research Activity |
技術能力に応じたオーダーメイド的な新しい訓練方法を開発する予定である。 以上の解析結果を基により良い技術訓練タス久および技術評価法を開発し、技術訓練・教育カリキュラムにフィードバックすることにより、最適の教育プログラムの確率を目指す。 SC(Spain)、KalolinskaUniversity(Sweden)などと、TVカンファ等で情報交換、ディスカッションを行う。国際学会への発表も積極的に行う。
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