2012 Fiscal Year Annual Research Report
一斉授業でのICT活用を前提とした教授スキルの再体系化と支援教材の開発手法
Project/Area Number |
22500937
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
堀田 龍也 玉川大学, 教育学研究科, 教授 (50247508)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 純 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (10310757)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 一斉授業 / ICT活用 / 教授スキル / 教材開発手法 |
Research Abstract |
本研究は,我が国の教師が得意とし,学校現場の日常的な授業スタイルである一斉授業を対象とし,①ICT活用を組み込んだ授業法(教授スキル)について見直しを行い,②教師の教授意図を効果的に支援するICT教材に求められる要件を明確にし,③そのようなICT教材を安価で容易に作成する手法を開発する,の3点を研究の目的としている。 研究期間の3年間に,以下のように研究を進めてきた。 1.すでに普通教室にICT環境が整った学校を対象とし,授業者のICT活用の意図,頻繁に利用しているICT機器,典型的なICT活用例,従来の教授スキルの習得の程度,従来の教授スキルのどの部分がICT活用によって軽減または重視されているか等について,研究代表者の堀田が参与観察を行い,データの整理をした。その上で,特に広く用いられている実物投影機の活用について,研究代表者の堀田と研究分担者の高橋により質問紙調査を実施し,ICT活用を前提とした指導法の変化についての分析結果を学会で報告した。 2.指導者用デジタル教科書のプロトタイプを作成することを通して,基礎研究を研究分担者の高橋が,簡便な開発手法の検討を研究代表者の堀田が行った。この手法による実用開発が実際に行われた。また,この開発手法によって開発された指導者用デジタル教科書を活用した授業における教員の授業法の観察を,研究分担者の高橋が行い,その分析結果について学会で報告した。 3.ICT活用による学習指導が学校現場に根付いており,かつカリキュラムや教師研修が日本のそれと類似している英国を,研究代表者の堀田および研究分担者の高橋が視察し,ICT活用による学習指導の効果,教師教育の現状,授業への参与観察による教授スキルの日英の異同等について調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)