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2012 Fiscal Year Annual Research Report

ハイパーピクナル流堆積物の認定による琵琶湖地域の大規模洪水周期の解明

Research Project

Project/Area Number 22510201
Research InstitutionLake Biwa Museum

Principal Investigator

里口 保文  滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 専門学芸員 (20344343)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 橋本 道範  滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 主任学芸員 (10344342)
Project Period (FY) 2010-10-20 – 2013-03-31
Keywords洪水記録 / 琵琶湖堆積物 / 底泥採取 / 中世水害
Research Abstract

本研究は、過去の大規模洪水の周期性を探る基礎的研究として、琵琶湖湖底堆積物からおおむね3000年間の大規模洪水による堆積物の認定とその年代により、過去の大規模洪水を明らかにすることを目的としている。
当該年度は、前年度の結果から北湖の沿岸地域は水深20mの地点でも削剥があることをうけ、南湖の沿岸地域を対象に洪水記録としての堆積物を検出することを検討した。南湖へ注ぐ河川としては規模の大きい草津川の河口沖において、表層部10~20cm厚の堆積物を重力式コアラーによって採取し、層相記載、含水率などの分析を行った。その結果をうけて深さ80cmの堆積物を採取し、層相記載、含水率、炭素14年代測定などの分析を行った。これらの結果、南湖地域においてもおよそ100年前に規模の大きな削剥が行われていることがわかった。この結果は前年度までに行った北湖の沿岸地域におけるほぼ同時期に削剥が行われていることと合わせて、この時期に琵琶湖の沿岸地域でなんらかの堆積物を乱すイベントがあったことを予想している。このため、琵琶湖における沿岸地域は南湖と北湖ともに、単純な堆積を行っておらず、より複雑な堆積と削剥の機構があると考えられ、洪水記録が十分に残されている地域の存在する可能性が低いと推定された。このことから、沿岸域以外の内湖湖底なども視野にいれて洪水堆積物の検出を検討していく必要があるだろう。
過去の歴史史料から滋賀県下におこった中世以降の洪水記録と考えられるもののリスト化を行った。また、平成25年度4月16日~6月23日に行う予定の本研究成果の一部を使用した琵琶湖博物館常設展示におけるトピック展示を企画した。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 琵琶湖愛知川河口沖の表層堆積物

    • Author(s)
      里口保文・芳賀裕樹
    • Organizer
      日本地質学会第119年学術大会
    • Place of Presentation
      大阪府立大学(大阪府)

URL: 

Published: 2014-07-24  

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