2011 Fiscal Year Annual Research Report
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22510209
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Research Institution | 沖縄科学技術大学院大学 |
Principal Investigator |
川島 武士 沖縄科学技術大学院大学, マリンゲノミックス・ユニット, グループリーダー (10378531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 啓介 沖縄科学技術大学院大学, マリンゲノミックスユニット, 研究員 (10422924)
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Keywords | ホヤ / Ciona intestinalis / 被嚢細胞 / 進化 / トランスクリプトーム |
Research Abstract |
昨年度中に予算の繰り越し申請を行っていることから、前回の報告を行ってから2ヶ月程度しか経過しておらず、大きな進展はない。 当初計画よりも大幅に進展が遅れている最大の理由は、mRNAの配列解読のために必要な精度のトータルRNAの取得が、予想外に難しかった事にあう。この数ヶ月はその点の改善に取り組んでおり、いくつかの進展があった。 被嚢をセルロース繊維毎凍結破壊して得られるRNAは、多糖成分が多く細胞密度が薄いために精度の良いmRNAサンプルを得る事がむずかしかった。この点について連携研究者からの示唆があり、被嚢細胞をガラス面に吸着する系を確立し、被嚢細胞を被嚢膜から取り出す事に成功している。 吸着させることができるガラスにも種類があることがあり、コーティングの無いカバーガラスがもっとも適当であることが分かってきた。そこで、100枚程のカバーガラスを被嚢面に接触させ、得られた大量の被嚢由来細胞からトータルRNAを得ている。近日中にこのRNAサンプルの配列解読を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
被嚢からの被嚢細胞内RNAの採取が予想よりはるかに難しかった。ただしこの問題点は、現在解決しつつあるので、研究期間の終了時までに、予定の研究成果が得られると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
高精度のRNAの取得が難しかったために研究の進展が遅れたが、逆にかえって進んだ部分がある。被嚢細胞をガラス面に吸着する系を確立したので、in situ hybridizationの時の固定サンプルの作成などは簡単にできるようになったと考えている。
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