2011 Fiscal Year Annual Research Report
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22510236
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
岩川 哲夫 鹿児島大学, 大学院・理工学研究科(理学系), 教授 (10041245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 龍彦 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40219100)
下茂 徹朗 鹿児島大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (80041565)
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Keywords | 海洋天然物 / 血管新生阻害 / TSP-1 |
Research Abstract |
1)海洋天然物からの抽出液画分について、TSP-1の発現を誘導する分子の同定をおこなった。 1.昨年度作製した、海洋天然物からの抽出液画分から、TSP-1の発現を誘導する活性を有する画分を探索した。実際にはTSP-1遺伝子の5'転写制御領域を蛍ルシフェラーゼ発現遺伝子につないだプラスミド遺伝子と一定の発現が起こるウミシイタケのルシフェラーゼの発現プラスミドの2つのプラスミドを、KM12C大腸ガン細胞に同時に一過性に遺伝子導入して、海洋天然物からの粗抽出液の3,10,30マイクログラムの濃度存在下で作用させて、TSP-1遺伝子の発現誘導をルシフェラーゼの発現変化をその発光活性によって測定した。これまでに良好な活性化を観察できる分画の同定に到っていない。(岩川、古川) 2)海洋天然物である沖縄産のジャノメアメフラシ(Aplysia.dactylomela)のMeOH抽出部のCH_2Cl_2可溶部は、KB細胞に強い増殖阻害活性(IC_<50>1.30±0.12μg)が認められた。分画と精製によってえられたHPLCのピークから8種単離し、7種の構造決定を終えた。このうち四種は新規の化合物であった。(岩川)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ルシフェラーゼアッセイに天然物抽出物を加えた時のアッセイ条件が難しく再現性のよい結果がえられていない。
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Strategy for Future Research Activity |
アッセイの再現債をためけるためにKM12CへのTSP-1遺伝子の5'転写領域をルシフェラーゼ発現遺伝子につないだプラスミを導入し、パーマネントな遺伝子導入細胞の単離を行い、この細胞を用いてアッセイを行う。
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Research Products
(24 results)