2013 Fiscal Year Annual Research Report
教育および就労の現場ニーズに基づいたエンジニア・ジャパニーズ教材の開発
Project/Area Number |
22520529
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
山本 いずみ 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20211609)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2014-03-31
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Keywords | 工学系留学生 / 日本企業就職 / エンジニアジャパニーズ / プレゼンテーション用教材 / 日本語能力比較 |
Research Abstract |
最終年度である本年度は研究成果のまとめ(特に日本語能力簡易テストの分析)とそれに基づいた教材作成を行った。詳細は別途冊子を作成し、関係者および希望者に配布中である。以下に、最終年度に作成した教材の一覧および日本語能力簡易テスト分析結果の一部を示す。 【教材1:初級向けプレゼンテーション教材】日本語入力練習1(日本語入力の基礎およびひらがな入力)、日本語入力練習2(カタカナ語の入力)、日本語入力練習3(文の入力)、日本語入力練習4(文章の入力および日本語プレゼンテーション用練習)、日本語プレゼンテーション例文 【教材2:中上級向けプレゼンテーション教材】1.先輩のプレゼンテーションを見よう(評価票とテーマの設定)、2.日本人に質問しよう(聞き取り調査票)、3.インタビューの文字化、4.調査結果のまとめ(Excel練習)、5.発表原稿の作成(Word練習)、6.スライドを作ろう(Power Point練習)、7.発表練習をしよう(発表原稿とスライドの摺合せ)、8.日本語プレゼンテーション(相互評価) 【日本語能力簡易テスト:分析結果】1.留学生と日本人:論理的な思考を問う問題より、成句に関する問題の方が、差が大きい。→幼いころから耳にして自然に覚えるような言い回しに関する知識が少ない。 2.在校留学生と卒業生:在校中は、漢字圏出身者の方が、成句に関する問題において優位である。卒業後(日本企業就職後)、漢字圏・非漢字圏の差がほとんどなくなる。→文字(漢字)に対する知識よりも、コミュニケーション能力が日本語力アップの鍵となる。 3.採用の違いによる差:日本人と同じ就活をして採用された者と、外国人枠で採用されたもので、明白な差がある。→日本人と同等の条件下での活躍を期待されている者と、日本人とは異なる面での活躍を期待されている者とで、鍛えられる日本語能力の位相が異なる。 (以上)
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)