2010 Fiscal Year Annual Research Report
L2学習者のリーディングモチベーション研究と読解指導モデル(認知・情意面)の構築
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22520629
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| Research Institution | Kunitachi College of Music |
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Principal Investigator |
林 千代 国立音楽大学, 音楽学部, 教授 (30365522)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 朝子 東京都市大学, 環境情報学部, 教授 (80298017)
渡邊 泉 国際基督教大学, 教養学部, 講師 (40365523)
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| Keywords | 英語教育 / リーディング / モチベーション |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、L1リーディング研究の成果・指導実践を踏まえて,L2学習者の「リーディング・モチベーション」と「読解力」の関係を探求し,その結果に基づいて,認知面と情意面サポートを組み込んだ「L2読解指導法のモデル」を構築することである。具体的には、1)日本人大学生のリーディング・モチベーショ.ンの構成要因を調査し,これらの要因と読解力との関係を明らかにすること、2)リーディング・モチベーションの個人差(英語熟達度・専攻・性別)を明らかにすることである。最終的には,本研究の成果に基づいて,認知面と情意面の双方を統合した形で織り込んだ「L2学習者のための読解指導法モデル」を構築して包括的なL2学習者の読解指導法の確立を目指す。本年度の研究は、以下にあげる4つの活動を中心に進めた。
【1.リーディング・モチベーション(RM)アンケート調査)】代表者・分担者・連携者がRMアンケートおよび読解テストを実施した。参加者は、延べ1062名となった。現在、データは入力済みで、統計的な処理を行っている途中である。結果については、平成23年度のJACET(大学英語教育学会)及びAILA(国際応用言語学学会)にて、発表を行う予定である。
【2.アメリカでの授業視察:Concept Oriented Reading Instruction(CORI)】代表者(林)と分担者(山崎)でアメリカユタ州を訪れ、CORIの研究者であるEmily Swan氏と研究の打ち合わせを行った。また、Hillside Middle SchoolにおけるCandace Penrod先生によるCORI(科学の授業)の実践を見学した。
【3.文献(研究論文、書籍、インターネットなど)研究】参加者全員で、Emily Swan著、Concept Oriented Reading instrtictionの読書会を行い、CORIを日本における英語教育への導入の可能性について話し合いを継続して行っている。
【4.論文・学会発表】林が研究の途中成果について、学会発表と論文執筆を行った。
平成23年度は、以上の研究成果をさらに発展させて、モチベーションを高める効果的なリーディング指導について研究する。
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