2011 Fiscal Year Annual Research Report
外国人旅行者の増加に伴う日本国内観光地の再構築-観光のイノベーション能力の検討
Project/Area Number |
22520794
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
フンク カロリン 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (70271400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
淡野 昭彦 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (30127419)
クーパー マルコム 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (50369146)
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Keywords | 観光地理学 / インバウンド / イノベーション / 日本 |
Research Abstract |
研究代表者フンク:サービス業、観光産業におけるイノベーションについて日本語、英語、ドイツ語の文献・資料を収集し、近年の研究の流れを整理した。宮島と飛騨高山について外国人旅行者向けの資料と関連する統計を収集し、観光産業と観光地の管理構造について把握した。専門家を対象にした評価調査について文献を整理した。 22年度に飛騨高山(岐阜県)と宮島(広島県)に観光者対象と観光産業対象に実施したアンケート調査の分析を行い、現地自治体に報告書を送った。 宮島(広島県)と岡山市で外国人観光者を対象に、瀬戸内海地域における外国人旅行者の実態と受け入れ課題-についてアンケート調査を行った(3月22-27日) 研究分担者淡野:鳥羽市について外国人旅行者向けの資料と関連する統計を収集し、観光産業と観光地の管理構造について把握した。22年度に実施した中国人を対象としたアンケート調査の分析を行った。 研究分担者クーパー:鹿児島、別府・阿蘇地域について外国人旅行者向けの資料と関連する統計を収集し、観光産業と観光地の管理構造について把握した。別府で観光者を対象にしたアンケート調査の分析を行った。 24年度に行う予定の専門家調査の準備を研究者代表者・協力者で進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アンケート調査の分析、現地調査の実施は順調に進んでいる。但し、平成23年度において震災のため外国人旅行者が大幅に現象したため、予定していた伊勢志摩における外国人旅行者の調査はできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の推進方法としては、研究計画通りに日本政府のインバウンド観光政策の成果の分析を行う予定である。また、各調査値で得た外国人旅行者の行動と動機の結果を比較しながら分析する予定である。 各調査値で行われている個別イノベーションの分析と整理を行い、先行研究の結果と照らし合わせる。
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Research Products
(4 results)