Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金井 利之 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40214423)
伊藤 正次 首都大学東京, 社会科学研究科, 教授 (40347258)
久保 はるか 甲南大学, 法学部, 准教授 (50403217)
田丸 大 駒澤大学, 法学部, 准教授 (50348893)
田口 一博 新潟県立大学, 国際地域学部, 准教授 (20376411)
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Research Abstract |
本研究は,1990年代から現代までに至る「政界再編」と「省庁再編」という2つの再編期のなかで,実際にどのように「政策再編」が生じたのかという課題に対して,理論的かつ実証的に分析し「政策再編」時に通底した制度設計上の論点や課題を把握するとともに,将来的な「政策再編」を実施する上での実践的含意・方向性を提供することを目的としている. 2年目である平成23年度は,初年度に引き続き,政策再編と制度設計に関する情報共有と理論的検討に関する基盤整備を進めた.具体的には,上記の再編期のなかで行われた様々な政策再編の事例に関する意義と理論的な考察を図るための研究会を設置し,年度内に開催した,同研究会では,研究代表者・研究分担者以外にも国内の研究者を招聘し,事例分析の報告と意見交換を進めた.開催された同研究会では,研究代表者,研究分担者,研究者により,内閣制度,予算制度,規制改革,原子力政策,通商政策,医療政策等の政策再編に関する資料・文献の入手,収集・分析に基づく研究報告とともに,意見交換を行った. 以上の研究を通じて,政策再編時に通底する制度設計上の特性に関する基礎的な知見を得ることができた.最終年度は,これらの基礎的な研究を継続することで,これらの知見をさらに多面的に分析し,あわせて,制度設計上の論点や課題分析を進める予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
上記研究会以外にも,個別会合,電子メール等を通じて,研究代表,研究分担者,外部研究者による研究分析結果の積極的な共有を図り,当初の目的とする個別政策分野毎の政策再編と制度設計に関する考察を深めることができた.
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