2012 Fiscal Year Annual Research Report
環境問題における費用分担法と提携形成についてのゲーム論的研究
Project/Area Number |
22530185
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
末松 俊明 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (80216275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 純彦 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (20194285)
戸田 学 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (30217509)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 協力ゲーム理論 / 環境問題 / 費用分担 |
Research Abstract |
研究代表者の病気のため、研究計画の達成が大幅に遅れた。研究代表者の病気によって、本年度における主要な研究成果は、次の点に止まった。 1.コア指標を求めるプログラムの完成:これまでに完成している最小平衡集合族を求めるプログラムをもとに前年度に引き続き、より効率的に最小平衡集合族を求めるプログラムを改良した。これによって、実際の費用分担問題において各提携の費用を計算することが可能になって、最大コア指標最小法のプログラム作成に大きく近づいた。現在最も説得的な最提携形成決定ルールである最大コア指標最小法を遂行するために不可欠な、最小平衡集合族を求めるプログラムがほぼ完成したことは、実証分析の遂行において、とても意義深いものである。 2.提携形成の研究:研究代表者の病気によって進行が大きく遅れる結果になった。 (1)決定ルールの特徴付け:縮小型ゲームに関する性質を用いてコア指標の特徴付けの完成を計画していたが、一意性の証明に難航し、未完成に終わった。(2)第3の決定ルールの模索:現実の問題に適用する場合に提携形成決定ルールとして提携値総和最大法及び最大コア指標最小法が考案されているが、これら2つ以外のルールについていくつかのルールの性質を調べて比較検討を行なった。しかし、従来の2つのルールより優れたルールを見出すことはできなかった。 3.環境問題への応用:これまでShapley-Shubikの環境汚染モデルに対してコア指標を計算によって、この環境汚染モデルにおけるコア存在の本質部分を明らかにし、さらにこの環境汚染モデルの修正を試みたが、この修正は不十分であるため本年度においてさらに修正したShapley-Shubikの環境汚染モデルの構築を試みた。この修正モデルに対してコア指標を計算することによって、コアとの関係が幾分明らかになったことは意義あるものと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)