2012 Fiscal Year Annual Research Report
英国ケアホームにおける施設ケアと医療サービスの連携に関する調査研究
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22530644
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
井上 恒男 同志社大学, 大学院総合政策科学研究科, 教授 (20367973)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 高齢者 / ケアホーム / 施設ケア / 医療サービス / 連携 |
Research Abstract |
英国ケアホームの入所者に提供される医療ケアの現状・課題・課題克服のための取り組みに関する調査研究を、文献及び実地調査に基づき以下のように行った。 (1)ケアホーム入所者の医療ニーズは高いレベルにあるが、ケアホームの地域保健医療サービスとの連携体制は、医師や地域看護師へのアクセスが十分とはいいがたく、ケアホームによってバラつきがあり、関係団体等が指摘、懸念表明を行っていることなどを明らかした。(2)ケアホームにおける医療ケア体制の課題を克服するため、ケアホームが個別に、あるいは保健医療当局が特別のサポート体制を取っている地域事例をあげ、その現状と課題を明らかにした。(3)ケアホーム内での看護ケアの強化という観点から、介護職(看護補助職)の職務を拡大し、看護ケアを委任するという看護・介護ケアの協働問題についての現状・動向を紹介し、一部では試行的な動きもあるが、現時点では大きな議論の展開が見られないことを明らかにした。(4)入所者に対するケア体制強化の前提として、ケアホームの運営・経営に対する中央・地方政府の支援体制に着目し、現時点では第三者評価事業が中断されたままであるが保健省が検討に着手したこと、介護費用の負担問題については生涯介護費用のキャップ方式等について政府の具体的方針がようやく出されたことを紹介した。 (5)(1)~(4)に関連して、オーストラリアでは、エイジング・イン・プレイス(慣れ親しんだ処で可能な限り住み続ける)という政策を1997年から掲げて高齢者ケア施設を二元体制から一元化体制に転換し、入所者の介護・看護ニーズが高まった場合は重度化に応じた経費が支給され、入所者は原則的に転退所を迫られないことを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)