2012 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠・出産にリスクのある夫婦の抑うつに関する縦断的研究
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22530731
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
安藤 智子 筑波大学, 人間系, 准教授 (90461821)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福丸 由佳 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (10334567)
無藤 隆 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (40111562)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 低出生体重児 / 両親 / 抑うつ / 養育態度 / 気質 / 介入 / 受胎年齢 |
Research Abstract |
母親790名、父親580名を対象として、妊娠中から産後1年まで縦断で調査を実施した。子どもは、2500g未満が90名、2500g以上が699名であった。 母親と父親の抑うつはそれぞれ、妊娠中が19.1%、7.7%、産後5週では10.8%、8.6%で、周産期に7-8%の抑うつの父親がいることが明らかになった。父親の抑うつは就労環境との関係も示された。 子どもの出生体重により、2500g以上群と2500g未満群の2群で比較検討を行った。2500g 以上群の母親の抑うつ得点は、妊娠中が最も高く、妊娠中から産後5週、産後5週から産後3カ月に有意に減少した。2500g以上群の父親は、妊娠中から産後5週、産後5週から産後3カ月に有意に抑うつ得点が減少した。一方、2500g 未満群の母親は、妊娠中から産後5週に有意に抑うつ得点が減少したが、その後有意な差は認められなかった。2500g未満群の父親は、産後に抑うつの有意な減少は認められなかった。母親と父親の抑うつ得点は、2500g以上群では産後5週に、2500g未満群では産後3カ月に有意な相関が認められた。これは、子どもと父親の相互作用の開始時期の違いが反映されると推測された。子どもの受胎年齢により、養育者との相互作用の開始が異なることも推測された。 子どもの出生体重の2群で有意な差が認められたのは、母親の養育態度で、産後5週では、肯定的な養育態度が2500g以上群が高かった。3カ月、6カ月では、2500g未満群の否定的な養育態度が高かった。出生体重と養育態度には関係があることが推測された。また、子どもの気質も2500g未満群の母親は気質が難しいとしていた。 これらの結果から2500g未満児の子どもをもつ両親への介入について検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)