2010 Fiscal Year Annual Research Report
「小学校英語活動のカリキュラムマネジメントによる学校改善に関する研究」
Project/Area Number |
22530865
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
倉本 哲男 佐賀大学, 文化教育学部, 准教授 (30404114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KURAMOTO Christine 九州大学, 医学研究院, 講師 (20510126)
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Keywords | カリキュラムマネジメント / 小学校英語 / GTA / 海外の学校 |
Research Abstract |
小学校において「英語カリキュラムの開発・経営論を中核に据えることが、学校システムの改善過程に如何なる『効果』を持つのか、如何なる教育的『効果』を上げるのか。」の研究課題を検証する。その際に行動心理学的方法論の実験的手法を用い、学習効果やモラール等の高揚を検証する。 (i)カリキュラムマネジメント論は、教育方法学と教育経営学との学際的志向があることから、我国でも今後進展する「学際的な研究領域」への試金石となり得ること。特に、子どもの成長的視点が脆弱な教育経営学への示唆が研究意義を持つ。 (ii)現代的教育課題である小学校英語活動の導入期において、単時間の授業方法論に加えて、6年間のスパンで「学校カリキュラム」を開発する組織的メカニズムを解明することが急務であり、これにより「学校力」の成果と意義を認識可能とする。 (iii)小中連携の視点から、如何なる小学校英語カリキュラムと授業方法論、及びカリキュラムのマネジメント論が「中学校以降の英語教育と効果的に連動するのか」の観点から示唆を得る。 (iv)教育学的領域においてサーベイ調査を実施するが、これに加えて行動心理学的方法論の実験的手法を援用することにより、個人的・ミクロな固有性を質的にも検証していく。この学際的な方法論により、質・量的に精緻化された実証的な研究成果が期待できる。
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Research Products
(2 results)