2011 Fiscal Year Annual Research Report
若年女性への「乳がん」教育による意識改革の効果の検討
Project/Area Number |
22530867
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
大村 東生 札幌医科大学, 医学部, 特任准教授 (30295349)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 公一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50136959)
鈴木 やすよ 札幌医科大学, 医学部, 助教 (60404604)
九冨 五郎 札幌医科大学, 医学部, 助教 (10404625)
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Keywords | 教育学 / 乳癌 / 検診 / 健康 |
Research Abstract |
平成23年度の研究実施計画 (1)約500名の専門学校生、大学生(全て女性)に乳がんの知識に関するアンケート調査、また、乳がんの理解を深めるための講義およびパフォーマンスを行う。生命に対する考え方、乳がん検診ついて講義前後の意識調査を行う。 (2)平成22、23年度を含めて、約1000名のアンケート調査を解析し、その効果を実証、内外の学会に報告する予定である。 (3)乳がん検診に対する啓蒙活動を推進する。 研究の成果 (1)札幌大通り公園周辺の歩行中の一般女性210名に対して、乳がん検診に対する意識、理解、意義についてのインタビューによるアンケート調査をおこなった。若年女性の乳がんに対する知識は少なく、30代ではやや多くなった。インタビューを通して、乳がん検診を希望された方が多くいた。これまで、約1000名(札幌市内の5つの大学、専門学校)の若年女性(20歳前後の女子学生)に対して「乳がんおよび子宮頸がん」についての知識・意識調査を行った後、カリキュラムに沿った講義および「命の大切さと乳がん」をテーマとしたパフォーマンスを行った。講義前後のアンケート・知識調査から、講義により乳がんの知識および検診に対する意識が高まり、将来、乳がん検診を希望する若年女性の割合が増えた。 (2)日本乳癌検診学会、International Breast Cancer Conference 2011で発表した。 (3)2011年8月、Pink Ribbonin Sapporoを開催し、乳がん検診に対する啓蒙活動をおこなった。また、1年を通して、ラジオ番組およびイベント等への出演により広く女性へ乳がん検診の必要性を訴えた。北海道内では函館、紋別にピンクリボンの拠点が増えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
この2年間で約1000名の若年女性に講義およびアンケート調査を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度の講義回数は3ヵ所、約500名に対して講義を行う予定である。 今後は本年度を含めて、約1500名のアンケート調査を解析し、若年女性の乳がん検診に対する教育効果を明らかにし、検診政策の立案の一助となるように報告する予定である。
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Research Products
(2 results)