2013 Fiscal Year Annual Research Report
貧困状態にある児童・生徒の指導と支援に関する教育臨床的研究
Project/Area Number |
22531036
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
山本 敏郎 日本福祉大学, 子ども発達学部, 教授 (00166810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
照本 祥敬 中京大学, 国際教養学部, 教授 (10227530)
福田 敦志 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10325136)
高橋 英児 山梨大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (40324173)
鈴木 庸裕 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (70226538)
藤井 啓之 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70253044)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 子どもの貧困 / 教育と福祉との共同 / ケア |
Research Abstract |
相模原市、津市において研究会を開催し、貧困状態にある児童・生徒のいる小学校、中学校及び高校における学級集団づくりを検討した。分析視点として新たにケア概念を用い、学級を、あるいは学級内外にCaring Societyを構築する集団づくりの在り方をめぐって意見交換した。 静岡市において学童保育における貧困状態にある児童をふくめた集団づくり・生活づくりのレポートを検討した。経済的貧困(poor)の広がりが学童保育を直撃しており、学童保育が福祉施設ではなくて福祉事業であることから、保育料滞納で退所せざるをえない家庭・子どもが増えていること、放課後子ども教室は無料ないし安価で利用できるが、保育内容が学童保育と比べて比較にならないほど貧弱で、保護システムも十分ではないことが報告された。 福島市近辺における被災からくる貧困と児童のケアおよび復興教育について検討した。 半田市で活動する学生ボランティア・アンビシャスネットワークの活動を取材し、相模原における中3勉強会との比較検討を行った。相模原と違い、自治体の関与方法に大きな違いがあり、自治体の事業をNPO に依頼する方式ではなく、学生ボランティア団体からの企画立案で進められているが、ケアの視点や方法は共通していることが明らかになった。 生活指導関係の研究会において、これまでに取材し、検討した貧困状態にある児童・生徒のいる小学校、中学校、高校および学童保育における教師や指導員の取り組みや自治体での取り組みなどを中心に報告会を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)