2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22531040
|
Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
佐々木 正昭 関西学院大学, 教育学部, 教授 (80121523)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 豊 関西学院大学, 教育学部, 准教授 (10509938)
山本 健治 関西学院大学, 教育学部, 准教授 (70546829)
五百住 満 関西学院大学, 教育学部, 准教授 (00546830)
添田 晴雄 大阪市立大学, 文学研究科, 准教授 (30244627)
山口 満 中部学院大学, 人間福祉学部, 教授 (20006571)
|
Keywords | 特別活動 / 学級活動 / 話合い活動 / 学校行事 / 発達段階 / 話合い活動の過程 / 共感性 / 自尊感情 |
Research Abstract |
本研究は、特別活動で育てる固有の能力や評価方法について、小学校・中学校・高等学校の発達段階をふまえて明らかにすることを目的としている。 平成22年度は、(1)平成20年告示の学習指導要領及び学習指導要領解説書特別活動編に記述されている内容の分析を通して特別活動で育てる力とその方法について整理し、(2)近畿圏の文系大学生を調査対象とした予備調査を実施することで、個々の学生がこれまでの学校教育における特別活動において身につけてきたと思われる資質能力の項目を抽出してきた。また、(3)研究協力者の勤務する学校現場(近畿圏の小学校2校、中学校2校、高等学校2校)での教育実践や指導プログラム等の分析を行い、特別活動で育てる力とその方法に関わる理論を探ってきた。 これらの基礎的な研究により、特別活動における重要な学習活動である「話合い活動」に焦点を当て、話合い活動の過程(準備段階、実践段階、ふり返り段階)を通して育つ資質能力や、学級集団に関する意識、共感性、自尊感情を下位尺度とする質問紙を作成し、研究分担者や研究協力者から紹介のあった小学校、中学校、高等学校に調査依頼を行った。次年度には、予備調査により得られた知見を基に調査対象校を拡大して本調査を実施していく。 本質問紙調査により得られるデータは、各学校種による発達段階をエビデンスベースで示せる可能性があり、本研究を推進していくうえで大きな意味をもつものである。
|
Research Products
(3 results)