2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22531040
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
佐々木 正昭 関西学院大学, 教育学部, 教授 (80121523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 真 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (20324949)
添田 晴雄 大阪市立大学, 文学研究科, 准教授 (30244627)
中村 豊 関西学院大学, 教育学部, 准教授 (10509938)
山本 健治 関西学院大学, 教育学部, 准教授 (70546829)
五百住 満 関西学院大学, 教育学部, 教授 (00546830)
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Keywords | 特別活動 / 話合い活動 / 能力 / 評価 / 発達課題 / 発達段階 / 集団活動 / 評価表 |
Research Abstract |
特別活動の目標や各活動の目標は学習指導要領に示されているが、そこには内容が主で育成すべき能力や方法についての記述がほとんど見られない。日本特別活動学会近畿支部では、このことを補うために平成19年度から「特別活動で育てる力の発達段階への位置づけ」をテーマとした有志による共同研究を行い、特に小学校の特別活動で育もうとする力とその学年別位置づけを追究してきた。本研究では、この研究成果を基礎としつつ、小学校だけではなく、中学校、高等学校においても継続的に育てようとする特別活動の発達段階的な能力の位置づけと方法及び評価について明らかにすることを目的としている。 本年度は、3つの研究の柱を立て、作業部会を設けて効率的に研究を推進してきた。 1つめは、近畿圏の児童生徒を調査対象に実施した調査結果から、小学校、中学校、高等学校における特別活動の能力とその育成に関する分析と考察を行い、特別活動の特質である望ましい集団活動及び話合い活動に必要な資質能力を探求してきた。 2つめは、小学校段階から高等学校卒業までの12年間で育まれる資質能力を検証するために大学生を対象とした質問紙を作成し、2012年度に実施する調査の準備を行った。 3つめは、研究協力者の勤務する教育現場における学級づくりのための目標設定と評価表試案の作成を進めることができた。 これらの研究により、小学校、中学校、高等学校において特別活動で育んでおきたい能力(特に発表ならびに話し合いの能力)について、独自の能力目標を明らかにした。また、その能力を育てるための具体的な方法及び評価方法を、教育実践との緊密な連携のもとに探っているところである。他方、発達課題に関しては、学校種毎の試案を検討中である。研究経過については、日本特別活動学会研究大会において発表を行ってきたが、さらに平成24年6月に開催される日本特別活動学会第1回研究会において報告を行うための進備を進めてきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請時の研究計画に基づき、本研究の目的から外れないように確認しながら研究を進めている。特に、本年度からは、作業部会を設けることで、全体会で出された意見をふまえながら、効率的な研究推進に努めてきた。また、必要に応じて、教育現場で先進的な取り組みをしている教員や、リーダー的な役割を担っている教員を新たな協力者として迎えることで、研究内容の充実に努めてきた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度となる平成24年度の研究では、前半を教育現場における実践と評価の検証と、大学生を対象とした質問紙調査の分析を通して、小学校、中学校、高等学校において継続的に育てようとする特別活動の発達段階的な能力の位置づけと方法及び評価について明らかにしていくことを目標とする。そのために、小学校、中学校、高等学校教育現場との協働的な研究を行っていく。後半は、これまでの3年間の研究成果をまとめ、報告書の作成に重点を置いた研究活動を行う。
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Research Products
(2 results)