2010 Fiscal Year Annual Research Report
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22531047
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| Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
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Principal Investigator |
藤平 敦 国立教育政策研究所, 生徒指導・進路指導研究センター, 総括研究官 (60462157)
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| Keywords | 個別支援 / 別室指導 / ゼロトレランス |
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| Research Abstract |
近年の生徒指導上の大きな課題のひとつに、学級内に発達障害と診断されている児童生徒が複数名在籍している学校が少ないことが挙げられる。彼らは、授業中の私語、立ち歩き等を繰り返し、さらに児童生徒間でのトラブルに発生するなど、学校全体が落ち着きを失っているという事例が散見される。
このような学校では、別室での個別指導を取り入れているケースが多いものの、人員不足や学習プログラムの欠如など、そのシステムが機能しているとは言い難い。
本研究は、欧米諸国の公教育現場で積極的に活用されている「オルタナティブルーム」の日本化の可能性を探るとともに、主要課題を明らかにすることを目的とする。このことは、今後の日本の生徒指導にとって意義深いものである。
平成22年度の研究では、米国カリフォルニア州の一部に限定はするものの、オルタナティブルームでの教育効果、課題等についての状況調査をした。また、日本国内で、別室指導についての現況や別室指導で効果を上げている学校等についての状況把握にも努めた。
なお、震災の影響により、平成22年度内に予定をしていた、別室指導におけるモデルプログラムの作成については、一部、平成23年度に繰り越して実施をした。
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