2012 Fiscal Year Annual Research Report
農業協同組合を中心とした新しい協同理論構築に向けての理論的・実証的研究
Project/Area Number |
22580255
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
北川 太一 福井県立大学, 経済学部, 教授 (60224953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴垣 裕司 静岡大学, 農学部, 准教授 (40260583)
小山 良太 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (60400587)
板橋 衛 愛媛大学, 農学部, 准教授 (90289645)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 農業協同組合 / 地域社会 / 共益と公益 |
Research Abstract |
本研究は、組合員が事業・活動や組織運営の主人公となり、地域社会と共存共栄していけるような農協の存立可能性を展望し、その基礎となる「協同理論」を再構築するための理論的および実証的研究として位置づけられたものである。特に、本年度(2012年度)は、(1)共益団体としての農協が地域における公益的な領域にどこまで踏み込めるか、(2)縦割り化が進む農協の構造に対する「横糸」を通すためのしくみづくりの可能性、(3)地域における多様な主体形成と農協との関係構築のあり方、という三つの視角を設定し、これらからみた農協の組織運営、組合員組織、事業方式のあり方、ならびに地域社会への関与の方法について調査研究を進めた。 本年度は合同の研究会や調査は実施せず、各メンバーのフィールドにおいて分担課題に従って研究を進めるという形をとり、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う地域農業の影響に関する調査研究も研究分担者によって行われた。 その結果、①地域再生における協同組合の役割の可能性、②農協の将来像としての「地域協同組合化」の現状と課題、③農産物販売事業を中心とした農協の経済事業のあり方、④東日本大震災被災地における協同組合間協同による食料供給システム構築のあり方、⑤非営利組織と協同組合との連携、ソーシャルビジネスの展開と農協の役割等について、共益組織としての協同組合の目的が地域社会などの公益の実現に寄与することを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)