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2012 Fiscal Year Annual Research Report

エネルギー代謝リズムが血圧日内リズムに与える影響の解析

Research Project

Project/Area Number 22590226
Research InstitutionWakayama Medical University

Principal Investigator

向阪 彰  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (00458051)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) グホ サビン  和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (30453179)
和気 秀文  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50274957)
前田 正信  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (80181593)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords循環器・高血圧 / 生体リズム / 血圧日内リズム / 代謝調節
Research Abstract

高血圧症における血圧日内リズムの異常は、脳・心血管障害発症の危険因子として知られている。しかしながら、血圧日内リズムの調節とその破たんのメカニズムはよく分かっていない。本研究では、さまざまな生体リズムが摂食リズムの影響を受けることに着目して、本態性高血圧症のモデルラット(SHR)でみられる血圧日内リズムの異常に“摂食リズム異常”が関与しているのではないかという仮説をたてて実験を行った。平成22年度および23年度においては、SHRは血圧だけではなく摂食行動の日内リズムにも異常をもつこと、そして、血中脂肪酸などの脂質代謝の日内リズムも正常ではないことを見出した。平成24年度は、これらの結果にもとづいて、SHRの摂食リズム異常を是正したときに血圧日内リズムが正常化するのかどうかを調べた。摂食リズムの是正は、暗期にのみ食餌を与えることで行った。その結果、暗期にのみ食餌を与えたSHR群では、対照群のラット(WKY)と同様の血圧日内リズムを示すようになった。さらに、暗期摂食群のSHRでは、心臓などの循環器系組織でみられた遺伝子発現リズムの異常が、時計遺伝子や代謝調節遺伝子の一部において、自由摂食WKY群と同等の発現パターンに是正された。以上の本研究の成果から、SHRでみられる血圧日内リズム異常には、摂食行動のリズム異常が深く関与していることが示唆され、高血圧症でしばしばみられる血圧日内リズム異常に対しても摂食行動の指導が効果的である可能性が考えられた。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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