2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22590314
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
河内 茂人 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80284511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 功典 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授(特命) (80116722)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 肺癌 / アレイCGH / ゲノム不安定性 / エピジェネティクス / バイオマーカー |
Research Abstract |
平成22年度から平成23年度前半にかけて、DNAメチル化アレイ法 (Microarray-based Integrated Analysis of methylation by Isoschizomers; MIAMI)による解析を試みたが、結果の再現性に問題のあることが判明したため、急遽、網羅的DNAメチル化解析法としての実績のあるメチル化DNA免疫沈降法(MeDIP-chip法)を採用することとした。現在、肺癌組織より抽出したゲノムDNAを用いて、MeDIP-chip法により肺癌の発生進展に関与する全遺伝子CpG領域メチル化異常の網羅的解析を行なっている。約30例の解析を実施したが、最終的には80例の解析を完了する予定である。その結果をもとにリンパ節転移、再発予後、生命予後等の患者の臨床経過に関連の深いCpGメチル化異常を同定し、また、既に解析済みの肺癌全ゲノムDNAコピー数異常との相互関係を統計的に評価することで、術前患者の経過予測や、治療方針決定のために有用な情報を取得するための分子遺伝学的検査法の確立を目指している。平成23年度後半には、九州大学生体防御医学研究所の共同研究課題(九州大学・生体防御医学研究所 ゲノミクス・エピゲノミクス共同利用課題)に採用され、助成金の配分をいただくとともに、次世代シークエンサーによるMeDIP法解析結果の評価、解析精度の確認を平行して行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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