2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22590418
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
浦西 宏明 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (40363923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 尚 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40146600)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | RBM15 / mRNA輸送 / NXF1 |
Research Abstract |
mRNA発現におけるRBM15の機能領域を解明するために、RBM15欠損変異体を作成した。レポーター遺伝子pNLgag-RTEを用いてRBM15変異体によるRTE-mRNA発現作用を解析した。これまで報告したように野生型RBM15は強いRTE-mRNA発現増強作用を示したが、C末端のSPOC領域を欠損させた変異体RBM15ΔSPOCは野生型に比較してレポーター遺伝子発現活性が著しく低下した。このことからSPOC領域はRBM15によるmRNA発現機能に重要な役割を果たしていることが明らかになった。一方、RBM15のN末端にあるRNA結合領域 (RRM) を欠損させた変異体RBM15 530-977ではmRNA発現作用は見られなかったことから、RNA結合領域はRBM15によるmRNA発現活性に必須であることが示唆された。また、これまでRBM15はそのC末端領域 (RBM15 530-977) でmRNA受容体であるNXF1と結合することを報告してきたが、今回NXF1と結合するさらに詳細なRBM15の領域を生化学的に解析した。In vitroで合成したNXF1蛋白はプルダウン法において大腸菌から精製した蛋白GST-RBM15 777-977 (SPOC) に結合した。このことからNXF1はSPOC領域を介してRBM15と結合することが明らかになった。以上の結果から、RBM15はそのSPOC領域を介してmRNA受容体NXF1と直接結合することによりmRNAをNXF1核外輸送経路へと導いていることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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