2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22590445
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
王 継揚 独立行政法人理化学研究所, 免疫多様性研究チーム, チームリーダー (80231041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大内田 理佳 独立行政法人理化学研究所, 免疫多様性研究チーム, 研究員 (80391887)
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Keywords | 抗体遺伝子 / 体細胞変異 / DNAポリメラーゼ / ミスマッチ修復 / 細胞分裂 |
Research Abstract |
胚中心B細胞における抗体遺伝子の体細胞変異(SHM)はAIDにより誘導され、高親和性抗体の産生に必須である。AIDはシトシン(C)をウラシル(U)に変換し、その結果誘導されるU:G損傷を修復する過程で、C:G塩基対に変異が導入されると考えられている。事実、AIDを強制発現したNIH3T3細胞では、AIDの酵素活性と一致して、ほぼ100%の変異がC:G塩基対に誘導される。しかし、胚中心B細胞の抗体遺伝子変異はC:G塩基対に加え、半数の変異が損傷を受けていないA:T塩基対に生じる。我々はLacZ-トランスジェニックマウスおよび胚中心B由来のRamos細胞を用いて解析した結果、胚中心B細胞にはA:T変異を誘発するための特異的な機構が存在することを示唆した。A:T変異誘発機構を解明するために、今年度は以下の実験を行った。1、胚中心B細胞に存在するPOLH結合因子を同定するために、FLAG-HA-POLHの発現ベクターをRamosに導入し、安定形質転換株を樹立した。2、胚中心B細胞および繊維芽細胞において、AIDによって誘発されるU:G損傷がどのように認識・修復されるのかを解析するために、RamosおよびNIH3T3にそれぞれTamoxifenにより活性化されるAIDERを導入した。Tamoxifen添加により、ターゲット遺伝子に高頻度の体細胞変異が誘導されることを確認した。3、Ramosの内在性POLHの発現をノックダウンするために、POLHのshRNA発現ベクターを導入した安定形質転換株を樹立した。
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[Journal Article] Defining the immunological phenotype of Fc receptor-like B(FCRLB)deficient mice : confounding role of the inhibitory FcγRIIb.2010
Author(s)
Masuda, K., Mori, H., Ohara, O., Nakayama, M., Wang J.-Y., Burrows, P.
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Journal Title
Cell.Immunol.
Volume: 266
Pages: 24-31
Peer Reviewed
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