2010 Fiscal Year Annual Research Report
医師・看護師養成プロセスにおける自殺予防プログラムの構築―医育機関の使命として
Project/Area Number |
22590472
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
渋谷 恵子 高知大学, 教育研究部・医療学系, 准教授 (30154256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 新平 高知大学, 教育研究部・医療学系, 教授 (20125826)
下寺 信次 高知大学, 教育研究部・医療学系, 准教授 (20315005)
瀬尾 宏美 高知大学, 教育研究部・医療学系, 教授 (80179316)
武内 世生 高知大学, 教育研究部・医療学系, 准教授 (50253349)
奥谷 文乃 高知大学, 教育研究部・医療学系, 准教授 (10194490)
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Keywords | リスクマネージメント / ストレス / 自殺予防 / 医育機関 / うつ病 |
Research Abstract |
医師・看護師養成プロセスにおける自殺予防プログラムの構築を目的として、高知大学医学部学生から社会人1年目の初期研修医、新採用看護師に対して、精神的健康度、抑うつ度、ストレス度、勤務状況などを調査して、自殺の危険な抑うつ状態の者に早期介入し、現状を把握する為の分析方法を検討した。 1.調査を実施した。(研究代表者) 【研究対象】 医学部医学科1年生、3年生、5年生、看護学科1年生、3年生、初期研修医、新採用看護師 【調査方法】質問紙による調査 GHQ (General Health Questionnaire) 30、SDS (Self-rating Depression Scale)、職業性ストレス簡易調査票、アンケート調査:勤務時間、1ヵ月の休日、当直回数など勤務状況について質問する。 【実施方法】 医学科1年生、3年生、5年生、看護学科1年生、3年生:平成22年度オリエンテーション時、SDSを施行した。 初期研修医、新採用看護師:平成22年度オリエンテーション時、SDS、GHQ、平成22年6月、平成23年3月、SDS、GHQ、職業性ストレス簡易調査票、アンケート調査を施行した。 2.スクリーニングによる早期介入をした。(研究代表者) 研修医、新採用看護師に対しては、学内倫理委員会の承認を得て、スクリーニングをして抑うつ状態の高い者に対して呼び出し面接をした。実際に治療の必用な者に対しては、研究代表者の保健管理センター医学部分室の精神科医が治療を担当した。 3.平成22年度の調査結果の分析方法を検討した。(研究代表者、研究分担者) 抑うつ状態や精神健康不良の者がどのくらい存在するのか、精神健康度と大学、大学病院の勤務体制や職場環境などストレス状況とのつながりはどうか、大学生、研修医、新採用看護師間において、精神健康度に変化があるのか、調査の時期、性別と精神健康度との相関など現状を把握する為の分析方法を検討した。
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Research Products
(9 results)