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2012 Fiscal Year Annual Research Report

メタボリックシンドロームの発症に及ぼす栄養素摂取および食物消費構造の影響について

Research Project

Project/Area Number 22590621
Research InstitutionNakamura Gakuen University Junior College

Principal Investigator

内田 和宏  中村学園大学短期大学部, 食物栄養学科, 講師 (70301679)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 城田 知子  中村学園大学, 公私立大学の部局等, 名誉教授 (80069781)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2015-03-31
Keywords久山町研究 / 栄養疫学 / 公衆栄養学 / 生活習慣病 / 食習慣調査
Research Abstract

1.本年度の住民健診について
住民健診は、6月28日から10月20日までの41日間であった。受診者は、男性1,296名、女性1,671名の計2,967名であった。本年度は、5年に一度の一斉健診であったため、通常の健診項目に加え、詳細な栄養調査を実施した。栄養調査については、現在、入力・確認中で、順次結果を返却する予定である。
2.研究成果について
(1)牛乳・乳製品摂取とメタボリックシンドローム(MetS)との関連(追跡研究)について
1988年の成人健診を受診した40歳以上の成人男女2,596人を対象とした。これらの者で、1988年時にMetSの者、1998年の健診を受診しなかった者を除いた1,018人を最終的な解析対象とし、乳・乳製品の摂取がMetS発症に及ぼす影響を検討した。牛乳・乳製品の摂取量を四分位(Q1-Q4)にわけ、摂取量の最も低い群(Q1)に対するMetS発症リスクを、ロジスティック回帰分析により検討した。その結果、性、年齢、喫煙習慣、飲酒習慣および身体活動量を調整した後の、最も摂取量の多い群(Q4)のリスクは、オッズ比(OR)0.56(95%CI: 0.34-0.92)(P for trend=0.04)であった。各診断基準別に牛乳・乳製品摂取との関連を検討した結果、どの項目とも有意な関連を示さなかった。さらに牛乳と乳製品に分けて検討したが、MetSおよび各診断基準とも有意な関連を示さなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

一斉健診や食事調査の準備状況、既存データの解析の進行度等を勘案し、当初の計画に対しおおむね順調に進展していると考えている。

Strategy for Future Research Activity

久山町における食事調査の妥当性が、1985年に一度検討されたのみである。その後の食品成分表の改訂、食生活・食環境の変化を踏まえ、再度妥当性を検討することが必要であると考えている。当研究の研究期間内に、住民の中から対象者を抽出しての妥当性研究を実施したいと考えている。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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