2011 Fiscal Year Annual Research Report
胎生期の低栄養が膵島の質的・機能的形成に及ぼす影響の解析
Project/Area Number |
22590976
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
豊田 健太郎 京都大学, 医学研究科, 助教 (00447971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱崎 暁洋 京都大学, 医学研究科, 助教 (40456900)
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Keywords | 糖尿病 / 糖代謝異常 |
Research Abstract |
平成23年度は、胎仔膵のOPT条件を検討するために、胎仔膵サンプルを調整した。交配後18.5日の胎仔より肝膵腸を一塊として摘出し固定した。固定したサンプルについてインスリン免疫染色作業を行った。OPT解析用に、透明化を通常の方法に従って行い、OPTで撮像した。その結果、膵臓に一致して膵島のスポットを認めた。画像解析ソフトで3Dイメージを構築でき、また膵島の数量を定量化できた。 次に、雌のRip-Lucマウス(ラットインスリンプロモーター下にルシフェラーゼを発現する遺伝子改変マウス)を、通常食(CD)群と30%カロリー制限(RD)群に分ける予備検討を開始した。カロリー制限は、当初毎日CD群の食事量を計量し、その70%量を与える予定であった。食事量をマウス用のマルチフィーダーを用いて測定したが、毎日の測定では食事量の変化が少なく70%への調節が困難であった。よって、2日毎に摂取量を調節することに変更した。しかしながら、体重変動と食事摂取量の個体差が大きく解析ができなかった。 平成24年度は、代謝ケージを用いて摂餌量を毎日測定する方針に変更した。その後、CD群とRD群について、(1)IVISシステムによる解析と(2)OPT Scannerによる解析を行う。解析ポイントは、胎生10日、14日、18日、出生時、以後離乳まで毎週、その後は2週間隔でIVISシステムによる解析を行う。その結果をもとに膵島量の変化点を特定し、OPT scannerによる解析ポイントを決定することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
・カロリー制限群の安定した作成がマウス用マルチフィーダーでは困難であることが判明したこと・厳密な摂取量評価に基づくカロリー制限を行うためには代謝ケージと判明したが、代謝ケージの導入を行い、運用を開始するまでに時間を要したこと・新生児マウスのIVIS撮像における問題点解決を検討した。具体的には、これまでルシフェリンの腹腔内注射後のIVIS撮像を行っていたが、新生児マウスが小さいために手技的に困難があり、安定したデータが得られなかった。そこで、皮下注射による観察法に切り替えた。
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Strategy for Future Research Activity |
・平成23年度に導入した代謝ケージを用いて、コントロール群とカロリー制限群の作成とその後の比較検討を行う。胎仔膵のOPTによる解析を行い、膵島量の定量と比較を行う。また、乳児期マウスに経時的にルシフェラーゼを投与してIVISによる前向きの定量解析を行う。膵島量の差を明らかにした上で、介入ポイントを設定し、膵島量回復の可能性ついて検討する。
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[Presentation] 膵β細胞GLP-1受容体を標的とするSPECT用イメージングプローブExendin(9-39)誘導体の開発2011
Author(s)
小川祐, 木村寛之, 河嶋秀和, 豊田健太郎, 向英里, 藤本裕之, 平尾佳, 松田洋和, 小野正博, 稲垣暢也, 佐治英郎
Organizer
第51回日本核医学会学術総会
Place of Presentation
筑波(茨城)
Year and Date
2011-10-28
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[Presentation] Non-Invasive SPECT Imaging of Pancreatic Islets Targeting Glueagon-Like Peptide-1 Receptors2011
Author(s)
Fujimoto H, Toyoda K, Kimura H, Ogawa Y, Mukai E, Xiaotong Z, Kawashima H, Ueda M, Matsuda H, Hirao K, Saji H, Inagaki N
Organizer
American Diabetes Association 71th Scientific Sessions
Place of Presentation
サン・ディエゴ(米国)
Year and Date
2011-06-30
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[Presentation] Development of Non-Invasive PET Probe for Quantifying Pancreatic β-cell mass using Fluorine-18-Labeled Exendin-42011
Author(s)
Toyoda K, Kimura H, Fujimoto H, Xiaotong Z, Mukai E, Ogawa Y, Hirao K, Matsuda H, Kawashima H, Ueda M, Temma T, Saji H, Inagaki
Organizer
American Diabetes Association 71th Scientific Sessions
Place of Presentation
サン・ディエゴ(米国)
Year and Date
2011-06-29
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[Presentation] GLP-1受容体を標的とするSPECT用膵島イメージングプローブの開発2011
Author(s)
藤本裕之, 豊田健太郎, 木村寛之, 小川祐, 向英里, 庄暁桐, 上田真史, 天満敬, 河嶋秀和, 平尾佳, 松尾洋和, 永川健司, 佐治英郎, 稲垣暢也
Organizer
第54回日本糖尿病学会年次学術集会
Place of Presentation
札幌(北海道)
Year and Date
2011-05-21
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[Presentation] GLP-I受容体を標的とする非侵襲的膵島イメージンのためのPET用プローブの開発2011
Author(s)
豊田健太郎, 木村寛之, 藤本裕之, 小川祐, 向英里, 庄暁桐, 河嶋秀和, 平尾佳, 松尾洋和, 永川健司, 佐治英郎, 稲垣暢也
Organizer
第54回日本糖尿病学会年次学術集会
Place of Presentation
札幌(北海道)
Year and Date
2011-05-19