2011 Fiscal Year Annual Research Report
ウイルス感染によって誘発される喘息発作時の遺伝子発現プロファイリング
Project/Area Number |
22591151
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
柴崎 正修 筑波技術大学, 保健科学部, 教授 (30049233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 恵美子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (40344882)
有波 忠雄 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (10212648)
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Keywords | 喘息 / マイクロアレイ / ウイルス |
Research Abstract |
本研究ではウイルス感染により増悪する喘息発作の遺伝子発現プロファイリングを行うことを目的とする。ウイルス感染により増悪する喘息発作の遺伝子発現プロファイリングの同定には非喘息患者における上気道ウイルス感染における発現プロファイルを検討する必要がある。 本年度では非喘息小児における上気道感染時の末梢血白血球の発現プロファイリングをマイクロアレイ法により検討した。さらに前年度に引き続き、Rhinoウイルス血症についてぜんそく発作群において検討した。 イルミナ社のマイクロアレイチップ(Human Ref-8)を用いて上気道感染群(n=6)、非感染群(n=5)の末梢血単核球の発現プロファイルを検討したところ、インターフェロンパスウェイに属する複数の遺伝子が同定された。 Rhinoウイルス血症についてはぜんそく発作患者(中等症から重症)の27%においてRT-PCR法によりライノウイルスが検出された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
すでに本研究に必要なヒトのサンプルが十分に得られており、試薬もすでに用意されているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はライノウイルスをはじめとする呼吸器感染症により誘発されるぜんそく発作の遺伝子発現プロファイリングについて今までと同様にマイクロアレイ法により検討を行う。
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Research Products
(1 results)